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1/232017年登場の2代目「ダチア・ダスター」。今回は世界のベーシックカーを俯瞰(ふかん)し、私たちが忘れてしまった“素のカーデザイン”の魅力を考える。
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2/232026年2月にインド日産が発表した「グラバイト」。インドのファミリー層を狙ったMPVで、チェンナイで生産される。
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3/23ダチアの基幹車種であるBセグメントハッチバック「サンデロ」。クロスオーバースタイルの「サンデロ ステップウェイ」も用意される。
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4/23欧州で一番安い電気自動車として、鳴り物入りで2021年にデビューした「ダチア・スプリング」。最新型は、新しいダチアのデザインコンセプトにのっとったシャープなフロントデザインだが……。
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5/23デビュー当初は、こんなモッサリ顔だった。
清水「やっぱりダチアっていったら、この感じだよね!」 -
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6/23最新のダチアのラインナップ。
渕野「装飾の付け方がちょっとユニークというか、面白いんですよね」
清水「微妙にレトロっぽいんだよねぇ」 -
7/23上から順に、初代(2010-2017年)、2代目(2017-2024年)、3代目(2024年-)の「ダチア・ダスター」。ダスターも代を経るごとに、スタイリッシュになっているのがわかる。
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8/232代目「ダスター」のリアビュー。
清水「やっぱダスターっていったら、これでしょ!」
ほった「これでしょって共通認識があるほど、日本では知られてないと思いますけど」 -
9/23トヨタが2023年にタイで発売した「ハイラックス チャンプ」。現地の顧客ニーズに徹底的に寄り添ったピックアップトラックで、シンプルさやタフネスに加え、幅広いカスタマイズに対応する懐の深さも併せ持っている。
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10/23渕野「話題の『ランドクルーザーFJ』も、ベースは『ハイラックス チャンプ』なんじゃないですかね?」
ほった「そういや、車台はどちらも『IMVプラットフォーム』だし、どちらもタイ生産ですしね」 -
11/23清水氏が激推しする「日産グラバイト」。56万5000ルピー(約97万円)というお値段も強烈で、発表時にはwebCGでも注目を集めた。
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12/23報道資料によれば、フロントとリアのCシェイプシグネチャーは、「グラバイト」のアイデンティティーの中核とされているが……。
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13/233列7人乗りのMPVながら全長を4m未満に切り詰めているのは、インドでは全長4m未満、排気量1.2リッター未満のクルマは税金が優遇されるから。似たような税制はインドネシアなど、東南アジアの国々でも見られる。
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14/23清水「どうです! 『日産グラバイト』のデザインは?」
渕野「以前のダットサンと比べたらだいぶいいですけど……」
ほった「答えに困りますね」 -
15/232013年7月にインド・ニューデリーで発表された「ダットサンGO」と、日産自動車のカルロス・ゴーン社長(当時)。
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16/23マルチ・スズキが2025年9月に発売した新型SUV「ビクトリス」。同年末にはインドのカー・オブ・ザ・イヤー「ICOTY 2026」に輝いている。
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17/232025年のジャパンモビリティショーではCNG仕様が展示されていたが……。
ほった「残念ながら、日本導入の予定はないそうです」 -
18/232015年に登場した初代と、2022年に登場した2代目の「バレーノ」。インドの自動車ユーザーの、カーデザインに関するセンスの変化が感じられる。
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19/232012年に登場した「日産ラティオ」。当時の日産ファンも、まさか上質なコンパクトセダンだった「ティーダ ラティオ」の後継車種が、海外生産の格安ベーシックカーになるとは思いもしなかったろう。
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20/23「スズキ・フロンクス」のタイヤサイズは日・印共通で195/60R16。全長が同じ「ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ」(195/65R16ないし195/60R17)と比べてもタイヤの外径は小さいが、クーペライクな低いスタイルや筋肉質なフェンダーの意匠などで、相対的にタイヤの存在感を強調している。
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21/231984年から1990年まで生産された「日産サンタナ」。「フォルクスワーゲン・サンタナ」を座間でノックダウン生産したモデルだ。現役当時の段階ですでに、「知る人ぞ知る」なニッチな存在だった。
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22/231991年登場の2代目「日産マーチ」(上)と、2019年登場の「トヨタ・ヤリス」(下)。ボディー下端に注目。最近のクルマは、事故の際に歩行者などを車体の下に巻き込まないようにするため、あるいは車両同士の事故の際の、衝突性能確保のため、空力性能向上のため、チッピング(飛び石)対応のため……と、さまざまな理由でバンパーやサイドスカートが“末広がり”な形状となっている。結果としてタイヤが目立ちにくくなったため、大きなタイヤを履かせないと、格好がつかなくなったのだ。比較的サイドシルを中に入れていた欧州車でも、この傾向はあり、床下にバッテリーを積む電気自動車では、さらに厳しいことになると思われる。
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23/232代目「ダチア・ダスター」のサイドビュー。
清水「やっぱりいいね。この素朴な感じ」
ほった「この風情が楽しめるのも、今だけかもしれませんね」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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