スバルが電気自動車「ソルテラ」を一部改良 予防安全装備を強化【ジャパンモビリティショー2023】

2023.10.25 自動車ニュース webCG 編集部
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スバル・ソルテラ
スバル・ソルテラ拡大

スバルは2023年10月25日、SUVタイプの電気自動車(BEV)「ソルテラ」の改良モデルを発表した。

 
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異形タイプのステアリングホイールを採用

ソルテラはスバルがトヨタと共同開発したBEVであり、「トヨタbZ4X」の姉妹モデルにあたる。発表は2022年4月で(参照)、2023年5月には急速充電の制限回数を増やしたり、対応する充電出力を高めたり、またメーター内のバッテリー残量表示をパーセント表示にしたりといった、実用性を高めるソフトウエアアップデートが実施された。

今回の改良はより大規模なもので、機能・装備関連では先進運転支援システム「SUBARU Safety Sense」の機能を拡充。渋滞時の疲労を軽減して長時間の運転をサポートする「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」や「レーンチェンジアシスト」、見通しの悪い交差点での衝突回避をサポートする「フロントクロストラフィックアラート」を新たに設定した。さらに、後方車両の接近警報や、停車中に追突された際、自動でブレーキをかけて二次衝突の回避、もしくはその被害の軽減を図る「セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)」などの機能も追加している。

このほかにも、インテリアでは円形のステアリングホイールに代えて上下をフラットにしたオーバルステアリングホイールを採用。電動パワートレインには新たに水水熱交換器を装備し、低温下における急速充電速度を最大で約16%向上させている。

これらを含む、今回の改良で採用された新機能・新装備、および従来モデルからの変更点は以下のとおり。

【安全装備】
アドバンスドドライブ(渋滞時支援)
レーンチェンジアシスト(LCA)
フロントクロストラフィックアラート(FCTA)
後方車両への接近警報
セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)
後方車両接近告知
周辺車両接近時サポート

【機能装備】
オーバルステアリングホイール
パドルスイッチでの「S-PEDAL」モード選択機能(4WD車のみ)
フロントパワーシートの調整範囲拡大
「ナノイーX」(「ET-HS」に標準装備)

ラインナップと価格は以下のとおり。

  • ET-SS:627万円(FWD)/671万円(4WD)
  • ET-HS:715万円(4WD)

なお、スバルは東京ビッグサイトで開催中の「ジャパンモビリティショー2023」(開催期間:10月25日~11月5日、一般公開日は10月28日から)において、ソルテラの改良モデルを公開。展示車両には、同社が取り組みを発表した社会貢献活動「一つのいのちプロジェクト」のラッピングが施されている。

(webCG)

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