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1/17モーターショーの“華”といわれるコンセプトカー。その多くはいわゆる“一発屋”のごとく単発のコンセプトに終わってしまうが、ときにはブランドの行く末や、他メーカーも含めたデザイントレンドをつくり出すエポックメイキングなモデルも登場する。ここでは歴史に残るコンセプトカーを5モデル紹介。
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2/17シボレー・スティングレイ レーサー
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3/171959年に発表された「スティングレイ レーサー」。かつては日系人デザイナーのラリー・シノダ氏がデザインしたといわれていたが、現在はGMのデザイン部門副社長であったビル・ミッシェル氏の下で才能を発揮したピート・ブロック氏の主導によるものという説が一般化している。
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4/17「スティングレイ レーサー」のデザインをベースに、市販モデルとして登場した「C2」と呼ばれる2代目「シボレー・コルベット」。「スティングレイ」のサブネームを得て、1963年に販売が開始された。フェンダーの形状やライン、シャープな前後デザインにコンセプトカーとの類似性を感じることができる。
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5/17ジャガーE2A
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6/171955年から1957年にかけて、ルマン24時間耐久レースで3回の優勝を果たした「ジャガーDタイプ」。その後継となるレーシングマシンとして開発されたのが「E1A」と「E2A」(写真)だ。
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7/171961年のジュネーブモーターショーでデビューを飾った「ジャガーEタイプ」。スタイリッシュなクーペモデルと「OTS(オープン2シーター)」(写真)の2つのボディータイプがラインナップされた。
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8/17アウトビアンキA112ランナバウト
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9/17モーターボートをも想起させる「A112ランナバウト」のシャープなエクステリアデザインは、マルチェロ・ガンディーニ氏が手がけた。後の「ランチア・ストラトスHF」にもつながるフォルムである。
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10/171972年にデビューした2シーターミドシップスポーツ「フィアットX1/9」。フィアットのコンパクトFFモデル「128」のパワートレインをベースに開発された。車名のX1/9は、X1プロジェクトの9番目という意味を持つ。
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11/17メルセデス・ベンツSLKコンセプト
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12/171994年4月の伊トリノモーターショーで発表された「SLKコンセプト」は、メルセデス・ベンツのデザイン部門を率いたブルーノ・サッコ氏が手がけたオープン2シーターモデル。同年9月のパリモーターショーでその進化版となる「SLK IIコンセプト」(写真)が発表された。
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13/171996年に登場したR170型「SLKクラス」は、独カルマン社が製造を担当。リトラクタブルハードトップを採用した2シータースポーツカーとして、世界中で人気を博した。ルーフはスイッチ操作ひとつ、わずか28秒でオープン/クローズのアクションが可能となっていた。
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14/17フィアット・トレピウーノ
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15/172004年3月のジュネーブモーターショーで発表されたフィアットのコンセプトカー「トレピウーノ」。特徴的なエクステリアデザインは、フィアットのチェントロスティーレ(デザイン部門)が担当。1957年に登場したヌオーバ チンクエチェントと呼ばれる2代目「500」がモチーフになっている。
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16/17「トレピウーノ」というコンセプトカーの名称は、3人乗車+非常用座席というシートレイアウト「3+1」をイタリア語で表したもの。生産型ではボディーを拡大し、一般的な4座レイアウトに改められている。
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17/17ヌオーバ チンクエチェントと呼ばれた2代目「フィアット500」の誕生50周年を記念する2007年7月4日に発表された3代目「500」。2022年4月には、その電動モデル「500e」も日本に上陸した。

武田 公実
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