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1/182024年8月に発表された「ランボルギーニ・テメラリオ」。「ウラカン」の後継を担う“ベビーランボ”だが、その意匠は先達とは大きく異なっている。
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2/18システム最高出力920PSのハイブリッドシステムを搭載……と、中身は非常にハイテクだが、そのデザインはむしろクラシック。プロポーションは典型的なミドシップスポーツカーのそれだ。またショルダーなど、車内の角には丸みをつけるいっぽうで、ヘッドランプやパネルの切り欠きなどで、シャープなイメージを付与している。
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3/18フロントまわりでは、ヘッドランプの下にDRLを装備。エッジの立った六角形の意匠で、シャープなイメージを強調している。
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4/18清水「『テメラリオ』ってさ……『フェラーリF355』(写真)に似てない?」
ほった「いや、むっちゃ似てますね。サイドビューのバランスとか」
渕野「F355のフォグランプよろしく、バンパーにDRLまで付いてますからね」 -
5/18「テメラリオ」の前の世代の“ベビーランボ”である「ウラカン」(2014-2024年)。
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6/18俯瞰(ふかん)寄りのリアクオータービュー。ドアパネルなどに注目すると、後ろへ向けて大きく絞り込まれたフロント/ドアのセクションの形状がよくわかる。いっぽうリアまわりでは、ルーフとリアカウル、そして左右に張り出したリアアフェンダーが、ひとつのカタマリとなっている。
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7/18「ウラカン」(後期モデルの「ウラカンEVO」)のサイドビューとプランビュー。
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8/18比較用に、「テメラリオ」のサイドビューとプランビュー。
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9/18英国の自動車イベント「グッドウッドフェスティバル」の主催者であるリッチモンド公爵と「ウラカンEVO」。
清水「ウラカンもドアが上に開きさえすれば、もっと皆よろこんだのに!」
ほった「そういうもんなんすかね」 -
10/18「ウラカン」(上)と「テメラリオ」(下)では、サイドエアインテークのレイアウトと形状が大きく異なり、それがドアまわりのデザインに影響を与えている。
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11/18「テメラリオ」のサイドに開けられた、冷却や空力のためであろうデカいエアインテーク。パフォーマンス追求のための厳しい設計要件をクリアしながら、小さく薄いボディーでライバルとの差別化を図らねばならないのだから、スーパーカーのデザインは大変だ。
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12/18往年の「フェラーリ・テスタロッサ」や「348」では、サイドエアインテークまわりに、ボディー面と“ツライチ”となる横桟が設けられていた。
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13/18ボディーサイドの、稲妻型の段つきに注目。「レヴエルト」では、大型のエアインテークでサイドのデザインを前後に分断。ライバルにはない個性を演出している。
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14/182011年から2022年にかけて、V12エンジンを搭載するランボルギーニの上級車種として活躍した「アヴェンタドール」。
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15/18現行のV12ランボである「レヴエルト」。6.5リッターV12エンジンと電動パワーユニットを組み合わせた、プラグインハイブリッド車だ。
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16/18デザイン部門の統括責任者である、ミティア・ボルケルト氏の手になる「テメラリオ」のデザインスケッチ。
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17/18「テメラリオ」のデザインには、歴代V12エンジン搭載車のアイコンに加え、宇宙船やボルケルト氏の愛好するモーターサイクルに着想を得たというモチーフが取り入れられている。
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18/18ランボルギーニといえば、「カウンタック」から連綿と受け継がれるシザースドア。ドアが上に開かないことには、話にならないのである。(写真は「カウンタック5000クアトロバルボーレ」)

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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