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1/132025年6月に販売が開始されたアルファ・ロメオの新型コンパクトSUV「ジュニア」。かつてのアルファ乗りとしては猛烈に気になる存在だ。今回は電気自動車よりも先にデリバリーが開始されたマイルドハイブリッド車「イブリダ」の導入記念限定車に試乗した。
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2/13アルファ・ロメオの伝統的なデザインを取り入れたというエクステリアは、なかなかスタイリッシュ。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4195×1780×1585mmと、コンパクトなのも「ジュニア」の特徴だ。
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3/13最近の新車は高くなり、簡単に手が出せる価格ではなくなった。私が2008年に買った「フェラーリ328GTS」(中古)はなんと「ジュリア スプリント」よりも安い598万円であった。
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4/131.2リッター直3ターボエンジンにフロントモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。そのシステム最高出力は145PSである。
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5/13「ジュニア イブリダ スペチアーレ」でいざ首都高へ。コンパクトでスポーティーなデザインや、元気に回る1.2リッター直3エンジンに、アルファらしい若々しさを感じる。
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6/13私が買った最初のアルファ・ロメオが「155ツインスパーク」。1997年に新車で購入した。そのときの価格は、たしか370万円。エンジンは痛快だったがシャシーはメロメロで実に頼りなかった。
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7/132009年に中古で購入したMT車の「アルファ・ロメオ147ツインスパーク」は、なんと68万円。超絶お買い得だった。このクルマは後に『週刊SPA!』の担当Kの愛車となる。
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8/13アルファ・ロメオのDNAを感じさせる“テレスコープデザイン”が採用されたインストゥルメントパネル。センターディスプレイはドライバー側に向けられており、コックピットと呼びたくなる雰囲気が満点だ。
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9/13イタリア車らしい色気を発して輝いている「ジュニア」。今回試乗したローンチ記念の限定車「イブリダ スペチアーレ」は、サンルーフやマットブラック&レッドインサートボディーキットなどを装備する特別仕立てで、価格は533万円となる。
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10/13「ジュニア」のATはDCTだが、2016年に170万円で購入した中古の「DS3」は、信頼性抜群のアイシン・エィ・ダブリュ製6段トルコン式だった。DS3の勝ちである。それにしても中古で買ったかつての愛車はどれも安かった。
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11/13「ジュニア イブリダ スペチアーレ」のインテリア。レザー&アルカンターラステアリングホイールやサベルト製スポーツシートが目を引く。
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12/13「イブリダ スペチアーレ」には、電気自動車の「エレットリカ」と同じ“プログレッソ”と呼ばれる透かし彫りデザインのフロントグリルが備わる。
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13/13スパッと断ち切ったような“コーダトロンカ”と呼ばれるリアエンドが特徴的な「ジュニア」のエクステリア。「ジープ・アベンジャー」や「プジョーe-2008」「フィアット600e」などと共通する、ステランティスのモジュラー型プラットフォーム「eCMP」を用いて設計されている。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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