お前を迎えに
2026年4月8日、バッテリー電気自動車(BEV)である新型「ルノー・トゥインゴE-Techエレクトリック」(以下トゥインゴ)が欧州で発売された。シリーズとしては4代目となる。それに合わせて、フランスやイタリアではインターネットやラジオでCMがたびたび流れるようになった。「もしや」と思った筆者は、イタリア中部シエナの、顔なじみのルノー販売店に連絡をとってみた。すると経営者のルイージ氏が「もうショールームに1台ありますよ」と言うではないか。ただし成約済みで、あと1週間足らずで納車されてしまうという。これは大変だ。その日は土曜日であったが、さっそく見に行くことにした。
ショールームに向かう筆者の脳裏に流れていたのは「Je reviens te chercher(お前を迎えに戻ってきた:邦題 帰っておいで)」だ。フランス人歌手ジルベール・ベコーが、自身で作曲した1960年代の名シャンソンである。なぜ「長いこと離れていた恋人を迎えに行く」みたいな歌を思い起こしたかというと、新型トゥインゴもまた、構想の発表からそれなりに時間が経過していたからである。
ルカ・デメオCEO(当時)がコンセプトカー「トゥインゴ レジェンド」を発表したのは2023年11月の投資家向け説明会。それが初めて一般公開されたのは、翌2024年のパリモーターショーだった。そして2025年11月6日に市販仕様が公開されてからも、発売までには約5カ月を要した。足掛け約2年半も待ったことになる。
今回は、2026年4月にヨーロッパでデリバリーが開始された「ルノー・トゥインゴE-Techエレクトリック」のお話を。伊シエナのルノー販売店「パンパローニ」で。
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2024年10月、パリモーターショーで一般公開されたコンセプトカー「トゥインゴ レジェンド」。モックアップだった。
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展示車両は2バージョンあるうちの上級仕様「テクノ」だった。価格は2万1100ユーロ(約395万円。イタリア付加価値税込み)である。
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フロントフード上部の意匠は、初代のベンチレーターの形状を受け継いだものだ。ただし、新型ではウオッシャー液の補給口となっている。
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