クルマ好きなら毎日みてる webCG 新車情報・新型情報・カーグラフィック

第74回:トヨタRAV4(後編) ―これは堕落か? 洗練か? 話題を呼ぶ6代目の是非を問う―

2025.06.25 カーデザイン曼荼羅 渕野 健太郎清水 草一
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!
2025年5月に世界初公開された、新型「RAV4」。1994年登場の初代より数えて、6代目のモデルとなる。
2025年5月に世界初公開された、新型「RAV4」。1994年登場の初代より数えて、6代目のモデルとなる。拡大

先代のワイルドなイメージは鳴りを潜め、より落ち着いたイメージで仕上げられた6代目「トヨタRAV4」。この変化は堕落か? 洗練か? ふたたびのイメージチェンジの背後にある、トヨタのねらいとは? カーデザインの識者と、新型RAV4の是非を考える。

前編に戻る)

多方面に衝撃を与えた、先代こと5代目「RAV4」。 
渕野「このクルマはフロントのシルエットが⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠最大のポイントです。ヘッドランプ下が横に大きく張り出しており、そこからタイヤまで削られてリフトアップ感を強調しているんです。デザイナーとしては、スケッチでこういう絵を描くことはありますが、実車でここまで明快になってるものは、なかなかないですよ」
多方面に衝撃を与えた、先代こと5代目「RAV4」。 
	渕野「このクルマはフロントのシルエットが⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠最大のポイントです。ヘッドランプ下が横に大きく張り出しており、そこからタイヤまで削られてリフトアップ感を強調しているんです。デザイナーとしては、スケッチでこういう絵を描くことはありますが、実車でここまで明快になってるものは、なかなかないですよ」拡大
前回も触れたとおり、先代「RAV4」はワイドなフロントバンパーからぎゅっと絞り込まれていくフロント側の立体を、Cピラーやリアフェンダーなどからなるリア側の立体が受け止める立体構成となっていた。
前回も触れたとおり、先代「RAV4」はワイドなフロントバンパーからぎゅっと絞り込まれていくフロント側の立体を、Cピラーやリアフェンダーなどからなるリア側の立体が受け止める立体構成となっていた。拡大
先代(上)と新型(下)の「RAV4」の比較。ショルダーラインから下の広いボディー面に注目。先代「RAV4」のボディーの絞りっぷりがよくわかる。
先代(上)と新型(下)の「RAV4」の比較。ショルダーラインから下の広いボディー面に注目。先代「RAV4」のボディーの絞りっぷりがよくわかる。拡大
新型「RAV4」のアイデアスケッチ。 
ほった「この段階では、先代も新型も、似たようなイメージを志向しているように見えるんですけどねぇ」
新型「RAV4」のアイデアスケッチ。 
	ほった「この段階では、先代も新型も、似たようなイメージを志向しているように見えるんですけどねぇ」拡大

明快さを抑え、幅広い層にアピール

webCGほった(以下、ほった):……そんなわけで、先代RAV4はなかなかの快作で、渕野さんがもといた自動車メーカーでも、そのデビューは多大な衝撃をもって受け止められたと。

清水草一(以下、清水):販売台数も、世界第2位くらいまでになった!

ほった:われわれカーマニアとは関係ないところで、スゴいことが起きていたわけです。で、ここでようやく、話が新型の6代目に至るわけですが。

渕野健太郎(以下、渕野):私が新型を見て思ったのは、先代がアウトドアテイストを前面に出してるのに対して、今度はコンセプト的に、もう少し幅広いお客さんに訴求したいんじゃないか? ということでした。「カローラ クロス」まではいかないにしても、先代RAV4より、もう少し落ち着いたところをねらってると思います。先代のアドベンチャーフィールは踏襲していますが、メッセージ性はあれほど明快ではない。

清水:全体的に落ち着いたし、断然都会的になりましたね。

渕野:そう、落ち着いて見えますよね。スリーサイズもタイヤの位置もほとんど一緒なのに、印象が違って見えるのは興味深い。もちろん、違うところは確かに違って、新型ではフロントからリアドアぐらいまでのドアプラン(断面)が、割と普通なんですよ。先代は明快に、前がいちばんワイドで、それをぎゅーって絞ってきたところにリアの塊がドン! ……ってくる感じでしたけど(前編参照)。

清水:ただ、部分的にはスゴい造形をしていますね? リアフェンダー前の絞りは、新型もかなりダイナミックに感じますけど。

渕野:あれは絞っているんじゃなくて、部分的にボディーを削って、そこにバンとリアフェンダーをつけているんですよ。ショルダーラインを見ると、そこまで大胆に絞り込まれてはいませんから。部分的な手法で、ダイナミックさを出しているんです。

成功作の“次”をつくる難しさ

渕野:先代はボディーを左右から絞ったうえで、その後ろにリアまわりの大きな塊がくっついていて、それで安定感を出していましたよね。でもこの新型は、下まわりをかなり削ることで、リアフェンダーの“出しろ”を強調している。

ほった:リアドアの下とか後ろの部分ですね。

渕野:そうです。カーデザインでは、プランビュー(俯瞰)のダイナミックさは全体のダイナミックな表現に直結します。先代はそこで勝負をしていましたが、新型は、こう言ってはなんですけれど、ちょっと小さなところでデザインをしている雰囲気があります。

ほった:器がちっちゃくなったんですね(全員笑)。

渕野:そこまでは言わないですよ。

清水:僕は新型のほうが断然好きだけどなぁ。

ほった:いやぁ、ワタシはちょっと……。なんか世相に迎合しすぎな気がするんですよ。先代は「今から、ここから、俺たちがクロスオーバーSUVの新しいトレンドをつくっていくんだ」っていうリーダー感があったじゃないですか。4代目までの自身を含め、世のSUVがみんな乗用車的なデザインに流れていくなかで、5代目RAV4は「俺はこっち行くからサ」っていう感じで登場したわけですよ。それと比べると、志が低いというかなんというか。

清水:それは違うな。単にほった君がアウトドア派で、オレは都会派だってことでしょ。オレは首都高専門。ほった君は山里専門(笑)。

ほった:清水さんも夜の首都高にばっか出撃してないで、たまにゃ奥多摩にでも出かけたらどうですか?

渕野:いや。ほったさんの言うことも一理あって、先代はやっぱりチャレンジャーだったんですよ。トヨタとしては、おそらく「ここにお客がいる」って計算があってのデザインだったんでしょうけど、それでも、これまでとは全然違うテイストに挑戦して、なおかつそれで大ヒットしたわけです。

ただ、そうして大成功したモデルの次って、基本的につくるのが難しいじゃないですか。新型RAV4には、ちょっとそういう雰囲気があるかなとは思います。最近のトヨタのモデルチェンジや新型車には、すごい納得感があったんですけど、今回はちょっとモヤモヤしますね。

新型「RAV4」の三面図。「Big Foot」(大径タイヤを強調) 、「Lift-up」(高い走破性を想起) 。「Utility」(使いやすい荷室空間)をポイントとしてデザインし、どこへでも行けそうな「RAV4」らしさを表現したとしている。
新型「RAV4」の三面図。「Big Foot」(大径タイヤを強調) 、「Lift-up」(高い走破性を想起) 。「Utility」(使いやすい荷室空間)をポイントとしてデザインし、どこへでも行けそうな「RAV4」らしさを表現したとしている。拡大
新型「RAV4」は、基本となる立体を膨らませたり絞り込んだりするのではなく、車体の一部(具体的にはドア下部やリアフェンダーの周辺)を削ることで、ダイナミックさを表現しようとしている。
新型「RAV4」は、基本となる立体を膨らませたり絞り込んだりするのではなく、車体の一部(具体的にはドア下部やリアフェンダーの周辺)を削ることで、ダイナミックさを表現しようとしている。拡大
清水「まぁ新型には3種類のデザインがあるから、一概に都会的になったとかワイルドさがうせたとかとも、言いづらいんだけどね」 
ほった「なんかそういうところも、保険をかけたみたいな感じで釈然としないんですよねぇ」
清水「まぁ新型には3種類のデザインがあるから、一概に都会的になったとかワイルドさがうせたとかとも、言いづらいんだけどね」 
	ほった「なんかそういうところも、保険をかけたみたいな感じで釈然としないんですよねぇ」拡大

フロントの造作が細かすぎる

清水:渕野さんは新型RAV4のデザイン批評で、ハンマーヘッド型のフロントフェイスがイマイチだと書かれてましたよね。 僕はとっても合ってると思うんですけど。

ほった:これが?

清水:そう。グラデーショングリルもイイじゃない。レクサスみたいで(笑)。

渕野:うーん……。自分が違和感を覚えたのは、フロントマスク単体にというより、フロントとリアのイメージの違いになんですよ。新型RAV4は、リアではかなり“塊感”を重視しているんです。リアゲートのガラスとリアコンビランプがシームレスにつながっていて、その下のボディーにも、ひとつの塊を削り出したような強さ感がある。ここについては、これまでのRAV4より車格が上がったようにも感じます。

いっぽうで、フロントはコの字型のヘッドランプのおかげで、ちょっと全体にごちゃついている。面がシンプルじゃなくなっている。これだったら、リアと同じく、塊感や強さ感を追求したデザインでフロントも統一したほうがよかったんじゃないかと。

清水:新型RAV4のフロントマスクって、ごちゃついてます? スッキリ都会的に見えますけど。

ほった:んなことないでしょ。渕野さんがよく使う言葉を借りると、なんかビジーな感じですよ。

渕野:そうですね。で、そのいちばんの原因になっているのが、このハンマーヘッドなんです。新型RAV4では、このモチーフがフロントまわりの強さ感をスポイルしている気がします。ボンネットとヘッドランプの間に段差があって、コの字ランプとその間から突き出たノーズに段差があって、ランプの形状自体にも段差があって、さらにランプとバンパーの間にも段差がある。とにかく顔が段差だらけなんですよ。ここはもっとシンプルにできたはずなんですけど……。

正直、このフロントマスクには、「ハンマーヘッドを使わなきゃ!」っていうデザインの縛りがあったように感じられます。コの字型のヘッドランプ自体が悪いわけではないんですが、どれもこれも同じモチーフにするんじゃなくて、クルマに合わせてデザインの幅をもたせたほうが、よりおのおのにフィットしたデザインになるんじゃないかと。

トヨタの最新モデルではおなじみの、「ハンマーヘッド」デザインが用いられた新型「RAV4」のフロントマスク。
トヨタの最新モデルではおなじみの、「ハンマーヘッド」デザインが用いられた新型「RAV4」のフロントマスク。拡大
発表会の会場より、新型「RAV4」のリアまわり。リアガラスとテールランプを一体化したり、一つひとつの面を大きくとったりすることで、塊感や強さ感を前面に押し出している。
発表会の会場より、新型「RAV4」のリアまわり。リアガラスとテールランプを一体化したり、一つひとつの面を大きくとったりすることで、塊感や強さ感を前面に押し出している。拡大
フロントマスクをやや俯瞰めで見たところ。コの字型のヘッドランプの間からノーズが突き出ており、さらにランプとバンパー/フロントグリルの面の間にも段差がついている。
フロントマスクをやや俯瞰めで見たところ。コの字型のヘッドランプの間からノーズが突き出ており、さらにランプとバンパー/フロントグリルの面の間にも段差がついている。拡大
3つあるスタイルのうちの、「アドベンチャー」仕様のフロントまわり。上部のハンマーヘッドデザインに加えてバンパーの凸凹もあり、かなりビジーな印象だ。
3つあるスタイルのうちの、「アドベンチャー」仕様のフロントまわり。上部のハンマーヘッドデザインに加えてバンパーの凸凹もあり、かなりビジーな印象だ。拡大
新型「RAV4」の、フロントとリアのデザインスケッチ。
新型「RAV4」の、フロントとリアのデザインスケッチ。拡大

ウソをつくならもっと上手に

ほった:そういう細かいところもそうなんですけど、クルマ全体のイメージとしても、どうなんですかね、これ。カッコいいのかなぁ? ぱっと見の印象、なんか昔のアニメに出てくるロボットの足みたいだなと思ったんですけど。

渕野:それは、リアドアのあたりが原因ですかね?

ほった:(写真を凝視)……主には、きっとそうですね。そこのプレスラインの入り方とか、さっき話していた“削り”の部分とか。今どきのクルマなんで、この辺の造形に機能が伴っていないのは百も承知ですけど、それにしたってウソっぽすぎる。なまじ機能的な雰囲気を出しているところがあるぶん、なんか気になるんですかね。

渕野:この辺は画像で見た感じより、実車のほうがマイルドには見えましたよ。特に下まわりのダイナミックな動きっていうのは……私も会場でしか見てないから、外光の下で見るとどうなのかわかんないですけど、画像ほどクドい感じではないですね。

清水:これくらい当たり前では?

渕野:先代モデルがなかったら、「より上質に見せたかったんだな、こういう進化なんだな」くらいなんですけど……先代が先代だけに。

清水:そんなに先代の評価が高いのかぁ。ビックリだなぁ。

ほった:都会派の清水さんの趣味じゃないでしょうけど。

清水:いや、オレも「ランクル“70”」とか“250”は大好きだよ。逆に、あれくらい本格派じゃないなら、SUVは都会派が好き。

ほった:ややっこしいですねぇ。

ほった「この角度がいちばん伝わりやすいかな……。ふわっとした表現で恐縮なんですが、新型『RAV4』って、古いアニメに出てくるロボットの足みたいな感じがするんですよ」
ほった「この角度がいちばん伝わりやすいかな……。ふわっとした表現で恐縮なんですが、新型『RAV4』って、古いアニメに出てくるロボットの足みたいな感じがするんですよ」拡大
こちらは発表会の展示車両の写真。 
渕野「屋内の照明の下で見ただけなんで何とも言えませんけど、実車はそこまでクドくなかったですよ」
こちらは発表会の展示車両の写真。 
	渕野「屋内の照明の下で見ただけなんで何とも言えませんけど、実車はそこまでクドくなかったですよ」拡大
清水「クロスオーバーSUVのデザインなんて基本ファッションなんだし。機能性準拠のデザインは『ランクル』系に任せておけばいいと思うんだけど」 
ほった「確かにそうなんですけどね」
清水「クロスオーバーSUVのデザインなんて基本ファッションなんだし。機能性準拠のデザインは『ランクル』系に任せておけばいいと思うんだけど」 
	ほった「確かにそうなんですけどね」拡大
ほった「思い起こせば、先代『RAV4』だってデザインは芝居のカタマリだったわけですしねぇ。この新型は、中途半端に機能性とかアウトドア感とかを演出しているから、かえって『デザインのためのデザイン』の部分が、目につくのかもしれません」
ほった「思い起こせば、先代『RAV4』だってデザインは芝居のカタマリだったわけですしねぇ。この新型は、中途半端に機能性とかアウトドア感とかを演出しているから、かえって『デザインのためのデザイン』の部分が、目につくのかもしれません」拡大

路線変更は“あのクルマ”のデビューの前触れか

渕野:……とまぁ、ここまでいろいろ話しましたけど、やっぱり先代と新型って、基本的なところはあんまり変わっていないんですよね。

ほった:えっ、そうなんですか?

渕野:サイドビューのシルエットを見ると、大きく違うのはリアゲートぐらいかな。新型は、先代に比べてリアゲートがだいぶ立ってるんです。このあたりを見ると、明らかにスポーティーな方向から、使える高級車、使えるSUVの方向に転向したんでしょう。ただ、パッケージはほぼ一緒。新旧のサイドビューを比べてみると、フロントガラスにしろボンネットにしろ、ほとんど同じに見えるでしょう? ぱっと見は違って見える新型ですけど、その辺は、意外なほど変わってないんです。

ほった:だったら、先代のワイルドさを残しつつ、より使えるSUVにシフトする道もあった気がするんですけどねぇ。

この間、某SUV試乗会でアウトドアファッション系のメディアさんと一緒になったんですが、今どきのアクティブ層って、マジで直感重視、デザインと色が自分の感性に合うかどうかで、クルマを選ぶそうですよ。嗜好(しこう)は違えど、店先の「ミラジーノ」や「ムーヴラテ」をひと目ぼれで買っていった、平成のお姉さま方と一緒ですよね。で、そうした層には今のRAV4は非常に人気があるそうですが……。新型のデザインに、そこまでの一撃必倒のパワーがあるかっていうと、ワタシは正直ビミョーな気がするんですよ。

清水:ターゲットが変わったんだよ。都会派の自分としては、街の風景の一部として、新型はとてもスマートでステキになったと思うな。新型のデザインこそSUVの王道でしょう。

渕野:そういえば、発表会場で耳にしたんですけど、ランクルのちっちゃいやつが出るみたいじゃないですか。だからすみ分けとして、ラギッドなのはそっちに任せて、RAV4は街に帰ろうっていう戦略なのかもしれませんよ。

清水:それでいいと思います。RAV4は都会派! 新型のデザイン支持!

ほった:SUVに興味ないくせに(笑)。

(語り=渕野健太郎/文=清水草一/写真=トヨタ自動車、webCG/編集=堀田剛資)

先代(上)と新型(下)のサイドビュー。ボンネットの厚みにAピラーの位置や傾き、ルーフライン、ガラスエリアとボディーの比率などなど、各所に類似する点が見て取れる。
先代(上)と新型(下)のサイドビュー。ボンネットの厚みにAピラーの位置や傾き、ルーフライン、ガラスエリアとボディーの比率などなど、各所に類似する点が見て取れる。拡大
ファッションやスタイルに関する感度が高い方々の間でも、ひと目ぼれで購入されることがままあったという先代「RAV4」。6代目となる新型に、そうしたデザインのパワーはあるのだろうか?
ファッションやスタイルに関する感度が高い方々の間でも、ひと目ぼれで購入されることがままあったという先代「RAV4」。6代目となる新型に、そうしたデザインのパワーはあるのだろうか?拡大
清水「街の風景の一部として、新型はとてもステキになったと思うんだけど」 
ほった「まぁ都会寄りになったのは確かですけど」
清水「街の風景の一部として、新型はとてもステキになったと思うんだけど」 
	ほった「まぁ都会寄りになったのは確かですけど」拡大
2021年12月に発表されたコンセプトモデル「コンパクトクルーザーEV」。トヨタのSUVとしては、「ランクルのコンパクト版」の登場がウワサされているが……。
2021年12月に発表されたコンセプトモデル「コンパクトクルーザーEV」。トヨタのSUVとしては、「ランクルのコンパクト版」の登場がウワサされているが……。拡大
清水「『RAV4』は都会派SUVの先駆けだったんだから、新型は街に帰ろう!」 
ほった「その割に、トヨタが用意した広報画像にも、街っぽいロケーションのものは少ないんですよねぇ。つくり手はどこを志向しているんでしょうか」
清水「『RAV4』は都会派SUVの先駆けだったんだから、新型は街に帰ろう!」 
	ほった「その割に、トヨタが用意した広報画像にも、街っぽいロケーションのものは少ないんですよねぇ。つくり手はどこを志向しているんでしょうか」拡大
渕野 健太郎

渕野 健太郎

プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

カーデザイン曼荼羅の新着記事
カーデザイン曼荼羅の記事をもっとみる
新着記事
新着記事をもっとみる
車買取・中古車査定 - 価格.com

メルマガでしか読めないコラムや更新情報、次週の予告などを受け取る。

ご登録いただいた情報は、メールマガジン配信のほか、『webCG』のサービス向上やプロモーション活動などに使い、その他の利用は行いません。

ご登録ありがとうございました。

webCGの最新記事の通知を受け取りませんか?

詳しくはこちら

表示されたお知らせの「許可」または「はい」ボタンを押してください。