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1/14トヨタが「ランクルの新たなコアモデル」と称する「ランドクルーザー“250”」。日本では2024年上半期の発売が予定されてる。
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2/14清水氏は丸目2灯のヘッドランプをいたくお気に入りのようだが、「ランクル250」は写真のとおり角目のモデルもある。2種類のフェイスデザインが用意されているのだ。
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3/14「ランクル250」の先達にあたる「ランドクルーザープラド」(写真左上)と、ランクルファミリーの頂点に君臨する「ランドクルーザー“300”」(右下)。既存のモデルと見比べると、250のデザインがいかに異質かがわかる。
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4/142018年3月に世界初公開された現行型「トヨタRAV4」(北米仕様)。長らくスマート路線が本流だったクロスオーバーSUVのデザインに、一石を投じた。
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5/14「ランドクルーザー“250”」のデザインスケッチ。
ほった「そういえば、ランクル250って、まずは“角目”のほうからデザインされたらしいですよ」 -
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6/14スクエアなボディーからぶっくりと張り出した、台形のフェンダー。太いクラッディングもあって、腰下の力強さは相当なものだ。
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7/14サイドビューで見ると、まっすぐ後ろに伸びているショルダーラインに対し、ガラスエリアの下端はキャビンの中央あたりで一段上にアップ。ルーフもやや前傾しており、全体にスポーティーなイメージとなっている。
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8/14「ランクル250」と基本コンポーネントを共有する「レクサスGX」だが、フロントまわりのイメージは大きく異なり、グリルから始まる横方向の面の流れが、そのままドアへと続いていくデザインとなっている。
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9/14「ランクル250」では、フロントマスクはヘッドランプとバンパーの縁で、ばっつりと断ち落とされている。
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10/14シンプルで力強いサイドやリアと比べると、フロントマスクはやや複雑で細かい造作となっており、ここだけ若干、イメージが違って感じられる。
ほった「……確かに、ちょっと前に話題になった、某中古車屋さんがつくった顔だけ『60』の『80ランクル』みたいな印象はありますね」
清水「そんなのあるの?」 -
11/14同じクラスのクロスカントリー車「ランドローバー・ディフェンダー」。フロントバンパーの出っ張りを除くと、実はその形状はかなりツルリとしている。
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12/14ほった「『ランクル250』が想起しようとしている昔のランクルのイメージって、“60”あたりのそれですかね?」
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13/14清水「でもスケッチで一緒に描かれているのは“70”だよね」
渕野「どのランクルということではなくて、なんとなく皆が思う“昔のランクル”をイメージしているのだと思いますよ」 -
14/14「ランクル250」と同時に発表された「ランドクルーザー“70”」の改良モデル。2023年11月に発売となったが、その値段はまさかの480万円であった……。

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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