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1/18「ジャパンモビリティショー2023」の会場で世界初公開された「ホンダ・プレリュード コンセプト」。
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2/18今日において、ホンダのスポーツイメージを一身に背負う「シビック タイプR」。スタイルのよくなった現行型はもちろん、ちょっとロボットチックだった先代、先々代もファンに厚く支持された。
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3/18古参の読者さまの青春時代に、強烈な印象を残したであろう3代目「プレリュード」。FF車とは思えないボンネットの低さ、薄さにご注目。
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4/18「プレリュード コンセプト」のボンネットはご覧のとおりの厚みとボリュームで、かつてのプレリュードとはデザインの方向性が大きく異なっている。
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5/18そもそも、歩行者保護要件の厳しい昨今の自動車では、ボンネットを低くするのは非常に難しい。「マツダ・ロードスター」などは例外のひとつだが、それもポップアップボンネットを採用することで実現したものなのだ。
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6/182021年まで米国で販売されていた「ホンダ・シビック クーペ」。ルーフラインの頂点が前寄りにあることは、アメリカで好まれるクーペのお約束とされている。「日産フェアレディZ」しかり、「トヨタ・スープラ」しかり……。
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7/18「ホンダ・プレリュード コンセプト」(上)と「トヨタ・プリウス」(下)。最近はやりの“ハンマーヘッド”スタイルのヘッドランプは共通しているが……。
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8/18サイドビューを見ると、両者の違いは非常に顕著だ。シルエットは「プレリュード」が前がかりなのに対して、「プリウス」は重心が後ろ寄り。ボディーにみるプレスラインの引き方やパネルのRのかかり具合なども、全く異なっている。ドアパネルの陰影の具合を見ても、プレリュードは硬質、プリウスはふくよかな印象だ。
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9/182022年1月に発表された、現行型「日産フェアレディZ」。(写真:向後一宏)
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10/18一目でわかるとおり、現行型「フェアレディZ」の意匠は、歴代モデル(特に初代)へのオマージュを「これでもか!」と詰め込んだものだ。(写真:向後一宏)
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11/182022年の「東京オートサロン」で、日本仕様の「フェアレディZ」と合わせて発表された「フェアレディZ カスタマイズドプロト」。往年の「432R」を思わせるカラーリングと、専用の空力パーツが目を引いた。
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12/18“後付け”とはいえ、懐かしい名前をいただいて登場した「ホンダ・プレリュード コンセプト」。開発の経緯を思えば当然のことだが、その意匠はかつてのプレリュードのオマージュとはなっていない。同じように名前をリバイバルしているのに、このあたりは「日産フェアレディZ」とは対照的だ。
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13/18リバイバルデザイン肯定派の清水氏だが、こと「プレリュード」については「それはムリ!」とのこと。「若気の至りを突き付けられているみたいで、赤面しちゃう」のだという。カーマニアのココロは複雑である。写真は2代目プレリュードの後期モデル。
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14/18「ジャパンモビリティショー2023」のホンダのプレスカンファレンスより、「プレリュード コンセプト」と本田技研工業の三部敏宏社長。
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15/18清水「やはり、すべての元凶はこの名前ということか」
ほった「偉大すぎる財産というのも、扱いが難しいもんですね」 -
16/181983年当時の、米国における「ホンダ・プレリュード」の広告。プレリュードは米国でも、初代から5代目までしっかり販売されていた。
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17/18清水「やはり、この『Hマーク』を赤く輝かせる以外に成功への道はないんじゃないか」
ほった「まぁ『シビック』も、日本だとしばらく『タイプR』専用車みたいな扱いの時期がありましたからねぇ」 -
18/18ちまたでは賛否両論渦巻く「プレリュード コンセプト」だが、話題があるのは注目を集めている証拠。ある意味、ホンダの「プレリュード復活計画」の第1段階は、これで成功なのかも。

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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