-
1/27前回に引き続き、今回もアジアメーカーのカーデザインについて考えていく。写真は、世界中で高く評価されているヒョンデのEV「アイオニック6」。
-
2/27「ヤンワンU8」はクワッドモーターの水陸両用電動SUV。超信地旋回(その場でクルリと回れること)のデモンストレーションで注目を集めていた。
-
3/27「ヤンワン(仰望)」というのはBYDが展開するプレミアムブランドのひとつ。英国などでも発表されているというが、「ディフェンダー」のおひざ元であるかの地で観衆からどんな反応があったか、ちょっと気になる……。
-
4/27高級ミニバンの「デンツァD9」。前から見たら「トヨタ・エスクァイア」、横から見たら「ホンダ・オデッセイ」というのが、webCGほったの心象だった。
-
5/27清水「この2台については、なんで日本のショーで展示しちゃったの? って感じだね」
ほった「『デンツァD9』については特にそうですよね。“元ネタ”がそこら中を走ってる日本でこんなの展示して、多少なりとも反感を買うって、思わなかったのかな?」 -
6/27電動クロスオーバーSUVの「BYDシーライオン7」。
-
7/27日本でもすでに先行受注が開始されており、2025年4月15日に発売されるという。
-
8/27「シーライオン7」のサイドビュー。後ろ下がりの伸びやかなフォルムと、四角張ったホイールアーチの組み合わせに注目。
-
9/27清水「これは内装の質感もいいね」
ほった「『東京オートサロン』の発表でも、『内装が自慢です!』って言ってたんですよ。……その割には、展示車は窓閉めの周囲は柵アリで、車内は拝めなかったんですけど」 -
10/27ヒョンデ・インスター
-
11/27日本にも導入される予定の「ヒョンデ・インスター」。韓国で販売されている軽車(キョンチャ)「キャスパー」をベースとした、コンパクトEVである。
-
12/27「インスター」の三面図。サイドでは、前後フェンダーの斜めのキャラクターラインがテールゲートの傾きと反復しており、個性的でありながら唐突感を上手に抑えている。
-
13/27インテリアはこんな感じ。助手席のシートバックは可倒式で、長尺物も積めるようにするなど、実用性も抜かりなし。
-
14/27清水「それでも日本のお客は、『日産サクラ』を買うんじゃないかなぁ」
ほった(どっちもそんなには売れないのでは……) -
15/27日本では“通販”でのみクルマを販売するヒョンデだが、実は横浜や大阪などに直営拠点を持っており、また三菱商事エネルギーや出光興産、J-netレンタリースなどと協力して、試乗拠点の開設も進めている。ここからの巻き返しなるか?
-
16/27「インスター」の日本導入が発表された、2024年11月の事業説明会より。ヒョンデは2029年までの5年間で、日本での販売規模を10倍以上に伸ばすとしている。インスターは、その起爆剤としての役割が期待されているのだ。
-
17/27「東京オートサロン2025」より、webCGほったが撮影した「インスター」。
-
18/27この写真で、黒い樹脂パーツの質感が伝わるだろうか?
ほった「このデカい黒加飾の部分ですけど、初期型の『テスラ・モデルS』みたいにバキッとした感じじゃないんですよ。ワタシもこういうクルマは応援したいんですけど……ユーザーってのは残酷ですからね」 -
19/27ほった「基本デザインはユニークだと思うし、『フィアット・パンダ』を喜んで買うタイプの人には薦められるんですが……」
清水「そういう人が、ヒョンデにいくかな?」
ほった「そこですよね」 -
20/272024年11月に日本でお披露目された、改良型「アイオニック5」。中身の性能向上に加え、エクステリアデザインもバンパーまわりが微妙に変更された。
-
21/27清水氏も大好きな「アイオニック6」。2023年の「ワールド・カー・アワード」で、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・エレクトリック・ビークル」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」の3つの賞に輝いている。
-
22/273列シートのクロスオーバーモデル「アイオニック9」。
渕野「個別のクルマの完成度もそうですが、ひとつのブランドで、こうまで振れ幅の大きなカーデザインを実現できるのがスゴいと思うんですよ」 -
23/27ヒョンデが発表した、キアブランドの電動ワンボックス「PV5」。日本向けの公式サイトもオープンしており、2026年春の発売が予告されている。
-
24/272022年登場の「キアEV6」。全長4.7mのハッチバックのEVで、韓国車として初めて欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
-
25/272023年の「ワールド・カー・アワード」で、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・エレクトリック・ビークル」を受賞した「キアEV9」。
-
26/27渕野氏が「日本でもウケそうなのに」と思う2台。上が「ヒョンデ・パリセード」、下が「キア・テルライド」。
-
27/27「キアEV6」のリアコンビランプ。カーデザインについては、すでに一部の日本メーカーは韓国メーカーに追い抜かれてしまっているようだ。頑張れ! 日本の自動車メーカー。

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
カーデザイン曼荼羅の新着記事
-
第100回:コンパクトSUV百花繚乱(前編) ―デザイン的にも粒ぞろい! 老若男女をメロメロにする人気者の実情― 2026.1.28 日本国内でも、海外でも、今や自動車マーケットで一大勢力となっているコンパクトSUV。ちょっと前までマイナーな存在だったこのジャンルは、なぜ老若男女をメロメロにする人気者となったのか? 話題の車種を俯瞰(ふかん)しつつ、カーデザインの識者と考えた。
-
第99回:「トヨタGR GT」と「レクサスLFAコンセプト」(後編) ―対極的な2台の造形からスポーツカーの教義を考える― 2026.1.21 コンポーネントを共用するのに、その形は全然違う! トヨタの次世代スーパースポーツ「トヨタGR GT」と「レクサスLFAコンセプト」のデザインを、有識者と比較検証。突き抜けて武骨なGR GTか、優雅で知的なLFAか、あなたならどちらを選ぶ?
-
第98回:「トヨタGR GT」と「レクサスLFAコンセプト」(前編) ―レースで勝つためなら歪なデザインも許される?― 2026.1.14 “世界のTOYOTA”の頂点を担う、「トヨタGR GT」と「レクサスLFAコンセプト」。話題騒然の2台のスーパースポーツを、カーデザインの識者と大検証! レースでの勝利に振り切ったGR GTの歪(いびつ)な造形は、果たしてアリや、ナシや?
-
第97回:僕たちはいつからマツダのコンセプトカーに冷めてしまったのか 2025.12.24 2台のコンセプトモデルを通し、いよいよ未来の「魂動デザイン」を見せてくれたマツダ。しかしイマイチ、私たちは以前のようには興奮できないのである。あまりに美しいマツダのショーカーに、私たちが冷めてしまった理由とは? カーデザインの識者と考えた。
-
第96回:レクサスとセンチュリー(後編) ―レクサスよどこへ行く!? 6輪ミニバンと走る通天閣が示した未来― 2025.12.17 業界をあっと言わせた、トヨタの新たな5ブランド戦略。しかし、センチュリーがブランドに“格上げ”されたとなると、気になるのが既存のプレミアムブランドであるレクサスの今後だ。新時代のレクサスに課せられた使命を、カーデザインの識者と考えた。
新着記事
-
NEW
アウディS5アバント(後編)
2026.2.1ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルやSTIでクルマの走りを鍛えてきた辰己英治が、アウディの高性能スポーツワゴン「S5アバント」をチェック。最近は電気自動車に傾注しているアウディだが、“エンジン付き”のハイパフォーマンスモデルも太鼓判を押せる仕上がりとなっていた。 -
NEW
古今東西、ディーゼルエンジン搭載車特集
2026.2.1日刊!名車列伝暫定税率の廃止などで、燃料代が意識される今日このごろ。あなたは、そのコストが比較的抑えられるディーゼル車に興味がありますか? 今月は、ディーゼルエンジン搭載車をラインナップしていた世界の名車を日替わりで紹介します。 -
レクサスRZ550e“Fスポーツ”(4WD)【試乗記】
2026.1.31試乗記レクサスの電気自動車「RZ」が大型アップデートを敢行。特に今回連れ出した「RZ550e“Fスポーツ”」は「ステアバイワイヤ」と「インタラクティブマニュアルドライブ」の2大新機軸を採用し、性能とともに個性も強化している。ワインディングロードでの印象を報告する。 -
「スズキGSX-8T/GSX-8TT」発表会の会場から
2026.1.30画像・写真スズキが新型モーターサイクル「GSX-8T/GSX-8TT」をいよいよ日本で発売。イタリアのデザインセンターが手がけた新型のネオクラシックモデルは、スズキに新しい風を吹き込むか? タイムレスなデザインと高次元の走りを標榜する一台を、写真で紹介する。 -
あの多田哲哉の自動車放談――トヨタ・クラウン エステートRS編
2026.1.30webCG Movies「クラウン」らしからぬデザインや4車種展開などで話題になった、新世代のトヨタ・クラウン。そのうちの一台「クラウン エステート」に試乗した、元トヨタの車両開発者、多田哲哉さんの感想は? -
待望の7人乗りMPV「ルノー・グランカングー」を大解剖 ライバルにはない魅力はあるか?
2026.1.30デイリーコラムいよいよ日本に導入された、ロングボディー・3列シートの「ルノー・グランカングー」。満を持して登場した真打ちは、競合する国産ミニバンや7人乗りの輸入MPVに対し、どのような特徴があり、どんな人におススメなのか? 取材会で実車に触れた印象を報告する。
