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1/19トヨタ・スープラ“A90ファイナルエディション”
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2/19現行型「スープラ」の集大成として開発された“A90ファイナルエディション”。走りに関するさまざまな要素をアップグレードし、究極・最高の性能・仕様を実現したとうたわれる。
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3/19ホイールベースを含め、ボディーの寸法は基本的にベース車「スープラRZ」と同じ。全高(1275mm)のみ1295mmから20mm低められている。
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4/192025年シーズンのモータースポーツ参戦用車両として2024年8月に発売された「GRスープラGT4 EVO2」。価格は20万2000ユーロ(1ユーロ162円換算で約3270万円)。多田さんは、同モデルで培われた技術が今回の“A90ファイナルエディション”に注がれたとみている。
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5/19“A90ファイナルエディション”に搭載される3リッター直6ターボエンジン。ベース車比で54PS増しの最高出力441PSを発生する。最大トルクは71N・mアップの571N・m。
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6/19フロアにおいてはブレースが追加または強化され、車体の剛性アップが図られている。写真に見られる排気系のレイアウトが、大幅なパワーアップが実現できた要因だろうと多田さんは語る。
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7/19リアまわりも迫力満点。スワンネック構造のカーボンリアウイングがただならぬ雰囲気を醸し出す。
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8/19排気系ではアクラポヴィッチ製チタンマフラー(写真)が装着されるほか、低排圧触媒が採用されている。
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9/19冷却系では、ラジエーター冷却ファンを強化したうえでサブラジエーターを追加。ディファレンシャルギアカバーの冷却フィンも大型化された。
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10/19フロントカウルブレース。“A90ファイナルエディション”には強化品がおごられる。
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11/19フロント19インチ、リア20インチサイズの専用鍛造アルミホイールを採用。標準サイズより10mm幅広いミシュランのハイグリップタイヤ「パイロットスポーツ カップ2」が組み合わされている。
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12/19荷室には「強化ラゲージクロスバー」を装備。これも車体剛性のアップに寄与するアイテムだ。
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13/19鮮やかな赤のアクセントが目を引くコックピット。ステアリングホイールやドアトリム、センターアームレスト、インストゥルメントパネル中央などがアルカンターラ仕立てとなる。
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14/19シートは「レカロ・ポディウムCF」なるカーボン製のフルバケットタイプ。シートパッドの素材にはアルカンターラが使用されている。
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15/19サイドシルは、「A90 Final Edition」ロゴ入りのプレートでドレスアップされている。
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16/19助手席前方には、世界限定300台(国内販売台数は150台)であることを示すプレートが添えられる。
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17/19“A90ファイナルエディション”の足まわりは、KW製の減衰力調整式サスペンションとなる。これに合わせて電動パワーステアリングの制御も最適化されている。
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18/19エアロパーツには、競技用車両「GT4」との共通点が見てとれる。写真はフロントのカーボン製スポイラーおよびカナード。
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19/19ベース車比700万円高の1500万円で販売される、限定車「トヨタ・スープラ“A90ファイナルエディション”」。注文受け付けの期間は2025年4月13日までで、限定150台の抽選結果は5月9日に発表される。

多田 哲哉
1957年生まれの自動車エンジニア。大学卒業後、コンピューターシステム開発のベンチャー企業を立ち上げた後、トヨタ自動車に入社(1987年)。ABSやWRカーのシャシー制御システム開発を経て、「bB」「パッソ」「ラクティス」の初代モデルなどを開発した。2011年には製品企画本部ZRチーフエンジニアに就任。富士重工業(現スバル)との共同開発でFRスポーツカー「86」を、BMWとの共同開発で「GRスープラ」を世に送り出した。トヨタ社内で最高ランクの運転資格を持つなど、ドライビングの腕前でも知られる。2021年1月に退職。
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