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1/28「オートモビル カウンシル2025」より、マツダブースに展示されたコンセプトモデル「ビジョン クーペ」。
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2/28「マツダ3」の原型となった「魁(かい)コンセプト」。「ビジョン クーペ」とともに、2017年の東京モーターショーでお披露目された。
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3/28渕野「やっぱり『魁コンセプト』は、マツダのなかでも最高傑作だと思うんですよね」
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4/28本稿には全く登場しないが、コンセプトモデルとしては2005年発表の「先駆(せんく)」も展示されていた。4シーターのロータリースポーツというふれこみだった。
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5/28「ジウジアーロが来る!」ということで、マツダが用意したであろう「S8P」。初代「ルーチェ」の原型となったモデルで、手がけたのはもちろん、ベルトーネ時代のジウジアーロ氏だ。ほとんどお目にかかる機会のない秘蔵のプロトタイプだが、ふたりのお眼鏡にはかなわなかったようだ。
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6/28ほった「一応、ガンディーニの『ランチア・ストラトス ゼロ』なんかも来てたんですけどね」
清水「そういう高尚なのは、よそのメディアに任せよう」 -
7/282006年11月のロサンゼルスショーで発表されたコンセプトモデル「流(ながれ)」。北米のデザインスタジオで製作されたモデルだった。
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8/28マツダは一時、自然界の動きやエネルギーなどを造形やラインで表現する、「流(NAGARE)」デザインを標榜(ひょうぼう)していたが、このコンセプトは市販車への導入が中途半端で、長続きしなかった。写真は3代目「プレマシー」(2010-2018年)。
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9/282015年の東京モーターショーで発表された「RXビジョン」。今日のマツダの市販車にも導入される、いわゆる第2世代の「魂動デザイン」を体現した最初のショーカーだった。
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10/282017年発表の「ビジョン クーペ」。第2世代「魂動デザイン」を具現したショーカーは国内外で高い評価を集めたが、いずれも“背の低いクルマ”だった。
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11/282022年に満を持してデビューした「CX-60」。大きくえぐりこまれたドアパネルなどに「RXビジョン」「ビジョン クーペ」のモチーフが見られるのだが……。
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12/28渕野氏が「これはスゴい!」と太鼓判を押す現行マツダ車。まずは、本稿でも何度も登場している「マツダ3」。
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13/28コンパクトクロスオーバーの「CX-30」。
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14/28「マツダ2」は4代目「デミオ」だった時代も含めると、モデルライフが10年を超すご長寿カーだ。
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15/28そしてやっぱり、「ロードスター」である。
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16/282024年4月の北京ショーでマツダが発表した「EZ-6」。長安マツダが開発・製造する4ドアセダンで、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)が用意される。
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17/28「SPCCI」という独自の燃焼技術により、ガソリンエンジンでありながらディーゼルエンジン並みの圧縮比を実現した「SKYACTIV-X」。複雑で高価なわりに恩恵が少なく、人気を得るには至らなかった。
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18/28最高出力264PSの2.3リッター直噴ターボエンジンを搭載した、過激なホットハッチ「マツダスピード アクセラ」。初代、2代目とアクセラに設定されたが、3代目以降のモデルに引き継がれることはなかった。写真は2代目。
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19/28同じエンジンと4WDを組み合わせた「マツダスピード アテンザ」だが、こちらに至っては1世代で姿を消している。
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20/28マツダのファンに見られる「スポーツカーが好き」「スポーツドライビングが好き」というマインドと、「バカっ速いセダン/ハッチバックが好き」というマインドとは、似ているようで結構違うものなのかもしれない。写真は「ロードスター・パーティレース」の様子。
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21/282025年4月の上海ショーで発表された「EZ-60」。「EZ-6」に次ぐ新エネルギー車の第2弾で、こちらはクロスオーバーSUVとなっている。
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22/28ラインナップは、「EZ-6」と同じく電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の2本立て。2025年内の量産化を予定している。
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23/28こちらは2024年の北京ショーで発表されたコンセプトモデル「創(あらた)」。「EZ-60」を示唆するモデルだった。
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24/282025年の上海ショーにおける、マツダのプレスカンファレンスの様子。
ほった「そういえば、『創』も『EZ-6』も『EZ-60』も、まだ日本ではお披露目されていませんよね。あのデザインコンセプトは、中国専用ってことなのかな?」
清水「もしこれが、グローバルに適用する新デザインなんだとしたら……時代の流れを感じるねぇ」 -
25/282023年のジャパンモビリティショーで発表された、小型スポーツカーのコンセプトモデル「アイコニックSP」。
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26/282009年にデザイン本部長に就任し、今日のマツダデザインの基を築いた前田育男氏。今は、デザイン・ブランドスタイル監修を行うシニアフェローとなっている。
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27/282017年の東京モーターショーより、ステージに展示された「魁コンセプト」。
ほった「そもそもマツダって、2017年以来、ブランド全体の新しいデザインコンセプトを示したショーカーを発表してないんですよね。『アイコニックSP』はどういう扱いなんだろう? って感じだし」
清水「だから、『この先のデザインをどうするのか?』っていう漠然とした不透明感があるのかもしれないね」 -
28/28同じく2017年の東京モーターショーより、コンセプトモデルの「ビジョン クーペ」。
ほった「ひょっとしたら、今年のジャパンモビリティショーで、でっかい花火が打ち上がるかもしれませんよ」
清水「それもいいけど、そろそろメカのほうも頑張ったほうが……」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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