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1/192025年9月に発表・発売された新型「ホンダ・プレリュード」。クーペ不遇の時代にホンダがあえて世に問うた、スペシャリティークーペである。
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2/19コンセプトモデルでは非公開だったインテリアは、2025年4月のプロトタイプ発表で明らかとなった。
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3/19ホンダの電動車ではおなじみの、ボタン式のシフトセレクター。最初は戸惑うものの、慣れると誤操作しづらくなるスグレモノだ。意匠的にも少し自動車離れしていて、特に「プレリュード」のようなクルマでは、イメージに親和している。
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4/19インテリアカラーは「ブルー×ホワイト」(上)と「ブルー×ブラック」(下)の2種類。後者は、車体色が「ムーンリットホワイト・パール」の場合のみ選択可能となる。
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5/19ホンダのメインマーケットである米国でも、新型「プレリュード」は2026年モデルとして間もなく発売される予定だ。写真は、日本仕様にはない車体色「ブーストブルー・パール」の車両。
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6/19非スポーツカー系のクーペの市場は、米国でもすっかり衰退。それもあって、新型「プレリュード」はかつてのセクレタリーカーとは違うターゲットを狙ったものに見える。
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7/19日本では高価格帯の商品で苦戦しているホンダだが、米国ではそうしたモデルもしっかり売れている。例えばSUVの「パイロット」(写真)は4万0200ドルから、ミニバンの「オデッセイ」は4万2795ドルから、ピックアップトラックの「リッジライン」は4万0595ドルから……と、いずれもスターティングプライスは600万円を超える。
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8/19「ホンダセンシング360+」は、高速道路でのハンズオフ走行機能や車線変更支援機能などを備えた先進運転支援システム。webCGほったも「アコード」で体験したが、まさに未来の乗り物だった。
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9/19清水「いや、もうそういうワケわからんハイテクはいいから、このシートにベンチレーションとマッサージ機能を付けてよ!」
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10/19かつて一世を風靡(ふうび)した、1987年登場の3代目「プレリュード」(上)と、6代目となる新型プレリュード(下)。
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11/19ほった「確かに、3代目はいま見てもカッコいいクルマではありますけど、これをリバイバルしても、新型『プレリュード』ほど今の時世にはまるものには、ならなかった気がしますね」
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12/19HRCが公開した「プレリュード」のGT500マシン。2026年からはこのクルマでSUPER GTを戦うというが……。
清水「なんか、イメージ違くない!?」
ほった「まぁ、かつてはトヨタも『レクサスSC』とか走らせてましたから(笑)」 -
13/19ホンダが誇る世界最速FFマシンこと「シビック タイプR」。「プレリュード」と上下関係をつくるべからずということで、上級仕様「レーシングブラックパッケージ」の価格がプレリュードと同額に“値上げ”されたのは、前編でも述べたとおり。
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14/19“速さ”という古典的なクルマの価値を突き詰めた「シビック タイプR」と、汗くささを感じさせない、さわやかで爽快な存在感を追求した「プレリュード」。今後は、この2台が両輪となってホンダのスポーツ(?)イメージを引っ張っていくこととなる。
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15/192023年のジャパンモビリティショーに出展された「ホンダ・プレリュード コンセプト」。当時の世間の反応はかなり薄く、正直なところ、発売時にこんなに話題になるとは思わなかった。
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16/19計画当初は「プレリュード」という名前になる予定はなかったという、新型プレリュード。まったく新しいクルマでありながら、この車名を付与した担当者の慧眼(けいがん)に拍手である。
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17/19一般的なスポーツクーペと比べると、フロントに厚みがあり、ノーズが高い位置にきている「プレリュード」。ルーフラインの形状もあって、全体的に“前がかり”な印象を覚えるが、それが他車にはない個性になっている。
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18/19渕野「フロントまわりはいかがです? 『トヨタ・プリウス』に似ていると言われますが」
清水「気にならないですね」
ほった「いちいちそういう指摘をする人って、丸いシールドビームが義務づけられていた時代や、リトラの全盛期は、どうしていたんですかね? 世の中全部のクルマに難癖つけてたのかな」 -
19/19定石に従わないコンセプトとデザインで、他車にはないアイデンティティーを獲得した新型「プレリュード」。これもまた、ある種の「ホンダらしさ」を具現したモデルといえるかもしれない。

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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