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1/23ルノーの新型クロスオーバー「フィランテ」。
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2/23今回のテーマは、最新のフランス車のデザインについてだ。写真はシトロエンの新型「C3」。2023年10月に世界初公開され、日本では2025年10月に発売された。
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3/23コロンとした丸いフォルムが特徴的だった「C3」だが、新型はカクカクしたクロスオーバーに大変身。トレンドをキャッチアップしたかったのはわかるが、個性が薄れた感は否めない。(写真下:佐藤靖彦)
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4/23控えめで上品な雰囲気をまとう、2013年登場の2代目「プジョー308」。
清水「フランス車っていうと、同じラテン系でもイタリア車より控えめで、おしゃれで、変なことはしないイメージなんだよなぁ」
ほった「確かにプジョー、ルノーはそんな感じですが……」 -
5/232005年登場の「シトロエンC6」。
渕野「Dセグメントの高級車として、こんな形のクルマを提案できるところもフランス車らしさかなと思うんです」
ほった「しかも奇をてらったんじゃなくて、シトロエン的に合理性を考えた結果っていうのが、イカしてますよね」 -
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6/232025年9月の「IAAモビリティー」で発表された、新型「ルノー・クリオ」。
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7/23ドアパネルの弧を描くようなリフレクションなど、特徴的なところも見られる新型「クリオ」だが、フォルム自体はかなりコンサバティブだ。
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8/23いっぽうで、フロントマスクはこんなに強烈。ものの見事な歌舞伎顔。
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9/23顔まわりではヘッドランプも特徴的。レンズで覆われておらず、しかもハウジングが外に飛び出してくっついているのだ。
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10/231992年登場の初代をモチーフにした、ネオレトロデザインの新型「ルノー・トゥインゴ」。
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11/23こちらはリバイバルデザインではあるのだが、それにしてもディテールからシルエットに至るまで、各部に見られるモチーフやコンセプトが、新型「クリオ」とは全然違う。
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12/23カーデザイナーのジル・ヴィダル氏。長年にわたりプジョーやシトロエンのデザインを統括した後、2020年にルノーに移籍。ルノーをプジョーっぽいデザインにすると、今度は2025年にステランティスに戻っていった。後任は、フォルクスワーゲンやプジョー/シトロエン、メルセデス・ベンツを渡り歩いてきた、アレクサンドル・マルヴァル氏だ。
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13/23清水氏が「あのブツブツ!」と表するグリル内のロサンジュ模様。ルノーではこの意匠を、次世代モデルのひとつのアイコンとしていくようだが……。
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14/23清水「な、なにこれ!?」
ほった「ルノーの新型クロスオーバー『フィランテ』です。ハチの巣とか苦手でしたら、あんまりフロントマスクを凝視しないほうがいいですよ」 -
15/23清水「笹の葉みたいなガラスエリアとか、“く”の字型のテールゲートとかにも、本当は触れるべきなんだろうけど……」
ほった「あの顔が全部持ってっちゃいますよね。集合体恐怖症の方には厳しいデザインだと思います」 -
16/23シトロエン輝かしきころ(といってもつい最近だが)の各車。上から順に2代目「C4ピカソ/グランドC4ピカソ」(2013年)、3代目「C3」(2016年)、2代目「C3エアクロス」(2017年)、3代目「ベルランゴ」(2018年)。
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17/23かわいらしかった「C3エアクロス」だが、2021年のマイナーチェンジでまさかのバッテン顔に……。
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18/23ほった「問題のバッテン顔は、2020年登場の3代目『C4』からかなぁ」
清水「なんでもかんでも同じ顔にすればいいってもんじゃないのにね」 -
19/232022年9月に発表された「シトロエン・オリ」。電費を抑えるために車速を110km/hに制限したり、各部に軽量な再生素材を採用したりと、ライフサイクル全体での環境負荷低減を追求したショーカーだった。
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20/23ほった「コンセプトを見てもデザインを見ても、相当に志の高いショーカーだと思いますが……」
清水「このモチーフを市販車にもっていくのは、相当大変だろうね」 -
21/23「オリ」由来の新しい顔を手に入れた「ベルランゴ」。
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22/23同じく、新しい顔を得た「C4」。
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23/23上が「フォルクスワーゲンTクロス」で、下が新型「シトロエンC3」。
ほった「ほら。普段SNSでクダまいてる“パクり警察”の皆さん、出番ですよ」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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