-
1/26DSオートモビルのコンセプトモデル「SMトリビュート」。今回は、フレンチデザインが迷走している理由を考察し、復活へ向けた希望を探したい。
-
2/26シトロエンのCセグメントSUV「C5エアクロス」。
-
3/26同じCセグメントSUVの「プジョー3008」。プジョーとシトロエンで、デザインの志向性がかぶってきてやしないか?
-
4/26欧州でもじわじわと進むクルマの値上がり。コスパ命のコンパクトカーも例外ではなく、たとえば「シトロエンC3」を見ると、先代の発売当初(2016年)は1万2950ユーロからだったものが、現行型は1万4990ユーロからとなっている。
-
5/26日本でのシトロエンの価格帯はというと、現行「C3」が349万円からで、ひとつ上の「C4」は447万円から、最上級モデルの「C5エアクロス」が670万5500円からといった具合だ。ちなみに、先代C3の2017年の導入時の価格は、216万円からだった。円安が憎い……。
-
ルノー の中古車webCG中古車検索
-
6/262022年発表のシトロエンのコンセプトモデル「Oli(オリ)」。「環境のための電気自動車だというなら、もっとシンプルでもいいのでは?」という提案性に富んだモデルだったが、ご覧のとおり、デザインも突き抜けていた。
-
7/261961年に登場した初代「シトロエン・アミ」。つぶらな瞳に大胆なクリフカットと、フランス車が真に突き抜けていた時代の傑作。webCGほったいわく「哲学者の顔をしているクルマ」。
-
8/262023年9月に発表された「プジョー3008」。新世代プジョーのデザイン言語を全身にまとうSUVだが……。
渕野「これ、ヘッドランプの位置が高すぎませんか?」
ほった「鼻先から下に厚みがあって……。なんか、目つきの悪いカピバラって感じのお顔ですね」 -
9/262023年11月にフェイスリフトを受けた「プジョー・リフター」。
清水「これはいいね! 3本牙もないし」
ほった「代わりに目玉が片側3個になってますが」 -
10/26「プジョー3008」のインテリア。操作インターフェイスはもちろん、一体となって乗員を囲むインストゥルメントパネルとドアトリムなども特徴的だ。
-
11/26「3008」はフロントまわりに今はやりのグラデーショングリルを大々的に採用している。ドット模様の大きさでグラデーションを表しているのだが……。
-
12/26渕野「……じっと見ていると、ちょっとゾワゾワしますね」
ほった「まぁ、ルノーの新しい『クリオ』や『フィランテ』よりは、だいぶマシですけど」 -
13/26渕野「グラデーショングリルは世界的なトレンドですよね。日本でも、日産とか……」
清水「日産のはガッカリだよ! 『ノート オーラ』とか、改良前は好きだったのに(泣)」 -
14/26清水氏とwebCGほったが「これはちょっと……」と思っている新型「ルノー・クリオ」のフロントマスク。読者諸氏の皆さんは、どう思われるだろう?
-
15/26フェイスリフト前の「208」(写真右上)と、フェイスリフト後の208(同左下)。欧州車がデザインを変えるたびに、以前のものを懐かしがるのも、日本人だからこその感覚なのか?
-
16/26渕野氏と清水氏に、なかったことにされかけたフレンチブランドのDSオートモビル。2014年にシトロエンから独立したブランドだが、存在感はいまひとつのようだ。
-
17/26Cセグメントハッチバックの「DS 4」は、2025年5月のマイナーチェンジで「N°4」に車名が変更された。
-
18/26こちらがマイナーチェンジ前の「DS 4」。凝ったデザインは、「フランス発のプレミアムブランド」という役目を負わされたDSの宿命でもある。
-
19/26DSの新型電気自動車「N°8」。ブランドの新しいデザイン言語を具現した、次世代のフラッグシップモデルだ。
-
20/26「N°8」は2025年の5月から9月にかけて、日本全国のディーラーをめぐるかたちで一般展示されたという。来訪者の反応が気になるところだ。
-
21/26インテリアの意匠は相変わらずの前衛っぷり。このあたりの美点は、次世代のモデルにも受け継がれているようだ。
-
22/262024年9月にDSが発表したコンセプトモデル「SMトリビュート」。ご覧のとおり、1970年登場の「シトロエンSM」をオマージュしたモデルだが……。
-
23/26フロントまわりにはかなり新しい解釈が見られる。オリジナルの特徴だったガラスカバーは3Dスクリーンとなり、ヘッドランプには3つのモジュールからなるライトシグネチャーと、8つのダイヤモンド型チップによる縦型のデイタイムランニングランプが組み合わされる。
-
24/26「SMトリビュート」の、エクステリアデザインのイメージスケッチ。
-
25/26同じくインテリアデザインのスケッチ。
ほった「これはオマージュものであるっていう下駄を脱がせても、めちゃくちゃ魅力的なデザインだと思いますよ」 -
26/26清水「現行の市販モデルはちょっとアレだけど(笑)、コンセプトモデルを見ていると、まだまだフランス車には希望が持てそうだね」
ほった「ここからの復活に期待しましょう」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
ルノー の中古車webCG中古車検索
カーデザイン曼荼羅の新着記事
-
第112回:ホンダデザインにささぐ鎮魂歌(前編) ―野心的な「Honda 0シリーズ」に覚えた違和感の正体― 2026.5.13 ついに開発中止が発表された「Honda 0サルーン/SUV」と「アフィーラ」。しかし、これらのカーデザインについては、かねて疑問が投げかけられていた。ホンダが社運をかけて挑んだ野心作に、私たちが違和感を覚えた理由とは? 有識者と考えた。
-
第111回:新型BMW i3(後編) ―BMWの挑戦が浮き彫りにした、BEVセダンのデザイン的課題― 2026.5.6 BMWが発表した新型「i3」は、スポーツセダンの世界的ベンチマーク「3シリーズ」の電気自動車(BEV)版ともいうべきモデルだ。彼らが思い描く、BEV時代のセダンの在り方とは? そこから浮かび上がる、未来のセダンの課題とは? カーデザインの識者と考えた。
-
第110回:新型BMW i3(前編) ―BEV版「3シリーズ」のデザインはなぜ「ノイエクラッセ」から変節したのか?― 2026.4.29 いよいよ登場した新型「BMW i3」。スポーツセダンのベンチマーク「3シリーズ」がついに電気自動車となったわけだが、そのデザインにはどんな見どころがあるのか? ショーカー「ビジョン ノイエクラッセ」から様変わりした理由とは? カーデザインの識者と考えた。
-
第109回:礼賛! 世界のベーシックカー ―でかいタイヤが象徴する“足し算のカーデザイン”に物申す!― 2026.4.15 ルーマニアのダチアやインドのマルチ・スズキなど、日本では見かけない世界のベーシックカーに大注目! カーデザインの識者が見いだした、飾り気のない姿に宿る“素のカッコよさ”の源泉とは? 日欧にはびこる足し算のカーデザインに今、警鐘を鳴らす!
-
第108回:世界にはばたけ! ニッポンのかわいいクルマ進化論 2026.4.8 「スズキ・アルト ラパン」に「ダイハツ・ムーヴ キャンバス」と、かわいらしいデザインのクルマが街をかっ歩する日本。こうしたデザインは果たして海外でも通用するものなのか? 日本独自の“かわいいクルマ”の可能性を、カーデザインの識者と考えた。
新着記事
-
NEW
運転がうまくなるために、最も意識すべきことは?
2026.5.19あの多田哲哉のクルマQ&A車両開発者であるとともに、トヨタ社内でトップクラスの運転資格を所有していた多田哲哉さん。運転がうまくなるには、どんなことに気をつけるべきなのか、「プロダクトとドライビングをよく知る人」としての意見を聞いてみた。 -
NEW
アルファ・ロメオ・トナーレ イブリダ ヴェローチェ(FF/7AT)【試乗記】
2026.5.19試乗記2026年3月に大幅改良モデルが発表され、ほどなくメディア試乗会も開催された「アルファ・ロメオ・トナーレ」。今回はこれをあらためて借り出し、一般道から高速道路まで“普通に”走らせてみた。進化を遂げたアルファの中核SUVの仕上がりやいかに? -
日産エルグランド プロトタイプ(4WD)【試乗記】
2026.5.18試乗記「日産エルグランド」の新型が間もなく登場。前回のフルモデルチェンジからは実に16年が経過しており、待ちくたびれたファンは半端なレベルの進化では納得してくれないことだろう。日産のテストコースで乗ったプロトタイプの印象をリポートする。 -
街は黙ってグッドデザイン 大矢アキオの「ミラノ・デザインウイーク2026」
2026.5.18画像・写真イタリア在住の大矢アキオが「ミラノ・デザインウイーク」を取材。そこで目にした、デザインの分野における自動車メーカー/サプライヤーの施策とは? 派手なインスタレーションより印象的だった景色とは? 世界屈指のデザインイベントを写真でリポートする。 -
どんどん伸びる新型BEVの航続距離 “買いの数字”はどれくらい?
2026.5.18デイリーコラム減速傾向にあるとはいえ、BEVの進化は止まらない。一充電走行距離は600~700kmかそれ以上が当たり前になっているが、日常ユースで満足できる、現時点での理想値はいかほどか? 現実的にみた、BEVの「これなら買い!」を考えよう。 -
ホンダ・プレリュード(前編)
2026.5.17ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバル&STIでクルマの走りを鍛えてきた辰己英治さんが、ホンダ渾身(こんしん)のスポーツクーペ、新型「プレリュード」に試乗。デートカーの全盛期を知る辰己さんの目に、このクルマと、この商品コンセプトはどのように映るのか? 実車に触れての印象を聞いた。





























