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1/232024年3月に日本に導入された11代目「ホンダ・アコード」。飾り気のない“普通のセダン”に、未来はあるのか!?
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2/23唐沢寿明さんも登場した、新型「アコード」発表イベントの様子。それにしても、ホンダはなぜこのタイミングでアコードを日本に入れたのか……?
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3/23新型「アコード」は、最新ADASの「ホンダセンシング360」を搭載する、日本では初のモデルとなる。
ほった「こういうハイテクを載せられるクルマがなくなっちゃうというのも、ホンダが『アコード』みたいな上級車種をやめられない理由だと思いますよ」 -
4/23ほった「余談ですけど、ホンダが1981年に世界で初めてカーナビを搭載したクルマも、『アコード』(と『ビガー』)なんです」
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5/23長年にわたりホンダの旗艦車種を務めてきた「レジェンド」。5代目のモデルには、世界初となるレベル3の自動運転技術も搭載されたが、2022年1月をもって販売終了となった。
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6/232020年2月に日本で発売された、10代目「アコード」。北米から2年半遅れでようやく導入されたかと思えば、2023年1月には早くも販売終了。日本でのモデルライフは、3年に満たなかった。
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7/23似たようなフォルムの10代目(上)と11代目(下)だが、ディテールを見ると、フロントマスクの意匠やキャラクターラインの凹凸の強さ、Cピラーに見るウィンドウモールの処理など、10代目のほうが端々でコテコテとしている。ぱっと見の印象も、大きく異なる。(写真:郡大二郎<上>/花村英典<下>)
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8/23新型「ホンダ・アコード」(上)はフロントマスクも比較的シンプルな構成。フルLEDのヘッドランプは今どきな薄型だが、それでも「トヨタ・クラウン セダン」(下)あたりと比べれば、まだコンサバでわかりやすいデザインだ。
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9/23「ホンダ・アコード」の永遠のライバルである「トヨタ・カムリ」。現行型はハンマーヘッドスタイルのフロントマスクに台形のロワグリル、斜めに走るキャラクターライン、張り出し感の強いショルダーラインと、クルマ全体がアピールの塊と化している。
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10/23顔はアクが強い「トヨタ・クラウン セダン」だが、サイドやリアは比較的すっきりした意匠となっている。
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11/23ひと世代前のホンダデザインを象徴するモデルの一台だった「ホンダ・レジェンド」。海外ではアキュラブランドより「RLX」の名で販売されていた。……というか、むしろ「RLXの日本版がレジェンド」といった扱いだった。
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12/232023年のアキュラの好調をけん引し、同年の北米カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた新型「インテグラ」。お察しのとおり、その中身は現行型「ホンダ・シビック」だ。
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13/23オーバーフェンダーとセンター3本出しマフラーが勇ましい、「アキュラ・インテグラ タイプS」。最高出力320PSの2リッターターボエンジンと6段MTを搭載している。
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14/23アキュラの特徴である、五角形のグリルを基本としたフロントマスクといい、ボディーサイドを斜めに走る、上下2本のキャラクターラインといい、「インテグラ」は「シビック」と比べると、やや煩雑なデザインとなっている。
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15/23「アコード」が主戦場とする北米だが、実はドメスティックなセダンはすっかり消滅。“普通のセダン”では「シボレー・マリブ」(写真)が残る程度で、あとはキャデラックの「CT4/CT5」、スポーティーな「ダッジ・チャージャー」ぐらいだ。
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16/23渕野「日本のメーカーは、意外とたくさんセダンをラインナップしているんですよ」
ほった「『マツダ3セダン』とか、まだあったんですね」 -
17/23ほった「そういえば、昔は『カローラ アクシオ』みたいなクルマが、よそからもたくさん出ていましたよね」
清水「あったねぇ。『フィット アリア』とか! みんな、どこ行っちゃったんだろう」 -
18/23渕野「個人的にはセダンって、古きよき昭和のお父さんのクルマなんですよね」
ほった「そういえばうちの実家も、『ブルーバード』(U11)に『ローレル』(C33)って、2代続いて日産のセダンだったなぁ」 -
19/23今後はキャラクターやブランド性の強いモデルでないと、セダンは生き残れないというのがwebCGほったの考えだ。写真は2023年「ダッジ・チャージャー」。
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20/23渕野氏が所有していたという4代目「スバル・レガシィB4」。「3.0R」とは、3リッター水平対向6気筒エンジンを搭載していた、ちょっと珍しいグレードだ。
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21/23清水「僕の『プジョー508』も切腹系! もののふのクルマだよ」
ほった「いーや。違います」
(写真:茂呂幸正) -
22/23渕野「『プジョー508』も『ホンダ・アコード』とプロポーションは似ているのでは?」
ほった「“もののふ系”のクルマの条件って、カタチなんですかね?」 -
23/23トレンドからはずいぶん外れたクルマとはいえ、独自のカッコよさを持ち合わせていることは事実。新型「アコード」や、それに類するシンプル系のセダンには、ぜひ頑張ってこの不遇の時代を乗り越えてほしい。

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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