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1/212024年7月に発表、同年10月に世界初公開された新型「アウディA5」。写真はステーションワゴンの「A5アバント」。
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2/21日本では単に「A5」、ドイツ本国では「A5セダン」と紹介されるこちらの車形だが、その実は独立したトランクを持たない5ドアハッチバックである。
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3/21従来のラインナップを見ると、「A4」はセダンとステーションワゴン、「A5」はクーペとコンバーチブルと5ドアハッチバックが設定されていた。5ドアハッチバックとステーションワゴンのみが用意される新型A5に関しては、「従来のA4、A5を、車形を大幅に整理して統合した」といえるのかもしれない。
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4/21新型「A5」のインストゥルメントパネルまわり。大幅にデジタル化された操作インターフェイスや、2枚のスクリーンを備えた局面デザインのパノラマディスプレイなどは、最新のアウディに共通する特徴だ。
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5/21従来型の「A5スポーツバック」(上)と「A4セダン」(下右)、「A4アバント」(下左)。
ほった「まぁ従来の『A4』『A5』は、最近のアウディ車のなかでは、まだスッキリしたほうでしたけどね」
清水「デビューが10年近く前のクルマだから、直近のアウディのコテコテブームには毒されてなかったんだよ」 -
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6/21新型電気自動車の「SQ6 e-tron」。
渕野「アウディはシンプルなデザインの『タイムレスな美しさ』を追求しているそうですけど」
清水&ほった「……」 -
7/211998年に登場した初代「TT」。アメリカ人デザイナーのフリーマン・トーマス氏の手になるモデルだった。
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8/21「TT」の原型となったコンセプトモデル。1995年のフランクフルトショーで発表された。
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9/21「TT」が具現したミニマル、シンプルなデザイン路線は、他のモデルにも波及していった。写真は1997年登場の2代目「A6」。
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10/21エッジの効いたプレスラインが目を引く4代目「A6」。ショルダー部を通るラインを見ると、小さな下向きの面でボディーパネルを一段奥まらせるという、複雑な断面形状をしていた。
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11/214代目「A8」(2017年)のボディーパネル。2本のプレスラインが形成する断面形状が、よくわかる。
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12/215代目「アウディA4」の日本発表会(2016年2月)より、ボディー各所のプレスライン。ボディーサイドのシャープなラインは、2020年10月のマイナーチェンジで前後に分断。ドアパネルにはアウターハンドルをつなぐかたちでラインが追加された。
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13/21先代「アウディA5」の日本発表会(2017年4月)より、「A5スポーツバック」の各所のプレスライン。ボディーに凹面をつけてプレスラインを尖らせているのがよくわかる。
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14/212017年登場の「フォルクスワーゲン・ポロ」。アウディの各モデルと同じく、ボディーの各所に複雑な断面形状のプレスラインを走らせていた。
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15/21プレスラインをパキパキに立てたデザインは、ついに日本の軽自動車にまで波及。すっかり、ありがたみはなくなっていった。写真は2017年登場の「ダイハツ・ミラ イース」。
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16/215代目「アウディA6」のショルダーライン。リアフェンダーの上に、いったい何本のプレスラインが乗っかっているのやら……。
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17/21新型「A5」の3面図。車体各部のカドは丸められ、プレスラインよりは面の抑揚で表情を示すデザインになった。
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18/21清水「でもまだ、ボディーの下のほうに硬いラインが……」
渕野「これはアウディの常とう手段なんです。この処理がなくなると、全然アウディっぽさがなくなっちゃうんですよ」 -
19/21弟分の「A3」でも、ボディー下部には強めのプレスラインと大きな“光受け”の面が見て取れる。
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20/21従来型の「A4アバント」(上)と新型「A5アバント」(下)の比較。
ほった「横方向に幅をひろげたというより、フェンダーを盛り上げたような感じがしますね」 -
21/21新型「A5」のデザインスケッチ。
渕野「顔まわりはちょっとアレですけど、全体的なプロポーションは本当にいいんですよね」
清水&ほった「それじゃ、次回は顔まわりの話をしましょうか(ニヤリ)」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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