エッセイ
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第25回:『さりげなさすぎ』マツダ・エチュード(1987〜89)(その3)
さてこのエチュード、当時はどんな評価を受けていたのだろうか。『Car Graphic』1987年4月号に掲載された試乗会におけるロードインプレッションを要約すれば、「エンジンはレブリミットの7000rpmまできれいに回り、5MTのギアリングは街中においても山坂道においても適切。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第24回:『さりげなさすぎ』マツダ・エチュード(1987〜89)(その2)
そうしたターゲットに向けて開発されたエチュードのデザインテーマは、「ルーミーでリッチなパーソナル空間」。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第23回:『さりげなさすぎ』マツダ・エチュード(1987〜89)(その1)
1987年、今はなきファミリアをベースに誕生したパーソナルカー「エチュード」。「都会派らしいさりげない洒落っぽさ」をテーマに掲げていたのだが、あまりにさりげなさすぎて、ライバルがひしめくマーケットに埋もれてしまったのだった。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第22回:『生まれてくるのが早すぎた』ホンダライフ・ステップバン(1972〜74)(その3)
そんな「ステップバン」だったが、いざ市場に出してみると販売は振るわなかった。当初の計画では、月産台数にして 2000台。当時ホンダは乗用車・商用車を合わせた軽自動車全体で月平均1万5000台以上、シェア20%以上をコンスタントに記録していたから、これはけっして無理な数字だったとは思えない。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第21回:『生まれてくるのが早すぎた』ホンダライフ・ステップバン(1972〜74)(その2)
判型がサイドビューそのものだったり、表紙が組み立て式の「紙のクルマ」だったりと、ステップバンのカタログも実車同様ユニークだったのだが、それらのカタログを開くと、ホンダが主張するとおりステップバンが新しいコンセプトを持つ商用車だったことがよくわかる。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第20回:『生まれてくるのが早すぎた』ホンダライフ・ステップバン(1972〜74)(その1)
1972年に新しいタイプの軽商用車として発売された「ホンダライフ・ステップバン」。商業的には成功作とは言いがたかったが、そのコンセプトは今日のミニバンの源流ともいえるものだった。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第19回:『ハンドメイドの大衆車』スズキ・フロンテ800(1965〜69)(その4)
その後1967年3月にもごく小規模の変更が加えられたのち、1969年4月に生産中止されるまで細々と作り続けられたわけだが、スズキとてその間まるきり手をこまねいていたわけではない。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第18回:『ハンドメイドの大衆車』スズキ・フロンテ800(1965〜69)(その3)
当初のバリエーションは「スタンダード」と「デラックス」の2種で、価格は前者が46万5000円、後者が54万 5000円。「フロンテ800」よりわずかに早い1965年11月に発売された「三菱コルト800」(偶然ながらこちらもエンジンは水冷2ストローク3気筒、ただし駆動方式はコンベンショナルなFR)が「スタンダード」44万8000円、「デラックス」49万5000円だったことを考えると、ユニークな成り立ち…
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第17回:『ハンドメイドの大衆車』スズキ・フロンテ800(1965〜69)(その2)
見た目はごく普通の2ドアノッチバック・セダンだったが、中身に関していえば、「フロンテ800」は当時の国産車中にあってなかなかユニークな存在だった。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第16回:『ハンドメイドの大衆車』スズキ・フロンテ800(1965〜69)(その1)
1965年にスズキ初の小型乗用車として発売された「フロンテ800」は、国産初の小型FFサルーンでもあった。その生産台数は、約3年半の間にわずか2717台。ほとんど手作りで細々と生産されたのだった。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第15回:「大誤算」三菱トレディア/コルディア(1982〜88/87)(最終回)
かくして「トレディア/コルディア」は一代限りで消滅してしまったわけだが、最初からマーケットが限定されているスペシャルティカーであるコルディアはともかくとして、トレディアのようにメーカーラインナップの中核を担うはずのセダンがこれだけ不振を極めた例は、めったにあるものではない。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第14回:「大誤算」三菱トレディア/コルディア(1982〜88/87)(その3)
三菱の期待を担って発売された「トレディア/コルディア」だが、国内市場におけるセールスはまったく奮わなかった。とくにひどかったのはトレディアで、デビューした1982年の販売台数はたった1万5500台強。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第13回:「大誤算」三菱トレディア/コルディア(1982〜88/87)(その2)
一見したところはごくまっとうというか、地味な印象を与える「トレディア/コルディア」だが、内容的には当時の国産小型車としてはなかなか進歩的といえた。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第12回:「大誤算」三菱トレディア/コルディア(1982〜88/87)(その1)
1982年、「これからのクルマに求められるすべての課題を満たした、世界に通用する新時代の本格的FF車」として登場した三菱トレディア/コルディア。同社の主力車種となる指命を担っていたのだが……。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第11回:「日豪混血プレステージサルーン」マツダ・ロードペーサーAP(1975〜77)(後編)
ショーファードリブン用国産3ナンバーのマーケットに食いこもうと、マツダはオーストラリアのホールデンから輸入したボディに自社製ロータリーエンジンを積んだロードペーサーを開発。月販100台を狙ったのだが……。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第10回:「日豪混血プレステージサルーン」マツダ・ロードペーサーAP(1975〜77)(前編)
1970年代半ば、オイルショックなどの荒波にもかかわらず、社運を賭して実用化したロータリーエンジンの可能性を信じていたマツダは、それを搭載したさまざまな車種を送り出した。日豪混血のプレステージサルーン、ロードぺーサーもそのなかの1台だった。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第9回:「うたかたの夢」グラース2600V8(1965〜68)(後編)
1960年代半ば、興隆著しいヨーロッパの自動車界で苦闘していた西ドイツ(当時)の弱小メーカー、グラース。中型車市場での不振を挽回すべく、分不相応ともいえる高級グランツリズモを発表した。それはまさに社運を賭けた意欲作だったのだが……。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第8回:「うたかたの夢」グラース2600V8(1965〜68)(前編)
1960年代半ば、西ドイツ(当時)の弱小メーカーだったグラースは、「ゴッゴモビル」で戦後ヨーロッパのミニカーマーケットで一定の成功を収め、リッターカー、中型車市場へと歩を進めるのであるが……。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第7回:「ピザ風お好み焼き」ダイハツ・コンパーノ(1963〜69)(後編)
ダイハツ初の本格乗用車として登場したコンパーノ!イタリアンルックのボディをまとい、日本初のメカニカル・インジェクションを備えていたのだが……。
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2006.9.13 エッセイ 田沼 哲
第6回:「ピザ風お好み焼き」ダイハツ・コンパーノ(1963〜69)(前編)
商用車専門メーカーだったダイハツが、初めて手がけた乗用車がコンパーノ。イタリアンルックに身を包み、さまざまなバリエーションを揃えて大衆車市場に臨んだのだが……。
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