近所のちょこ乗りではもったいない!

清:ただ、ディーゼルに乗ってると、合わないシーンもあるなぁって痛感するよ。

塩:ありますね。

清:なによりも近所のちょこ乗り! 別にできるけど、合わない。特に冬。ディーゼルってエンジンが温まるまで時間がかかるでしょ、ガソリンより。デルタにはシートヒーターもないから、走り始めて10分は寒い。これが意外とツライ。
塩:V40も、特にECOモードだとずっと微風で冷風です。でもECOモードだとコースティング機能があるし、軽自動車みたいに車両停止前にエンジンが止まる攻めたアイドリングストップが使えるので、あるものは使いたい僕としてはECOモードを多用したいんですよ。体感的パワーダウンはわずかなので。だからずっと寒い!

清:ディーゼルってこんなに水温上がるのに時間かかるんだ! って実感するね。効率がいい分捨てる熱は少ないし、エンジンブロックが厚いから? そんなこと意識したことなかったんだけど。極低温だと軽油が凍るから、寒いところに行く時は現地で低温対応軽油を入れないとダメとか、そういう点もガソリン車より寒さに弱い印象あるなー。

塩:タフそうに見えて、意外と寒さには弱いんですよね。

清:それと、ちょこ乗りばっかりしてると、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)にススがたまってトラブルになるみたいだね。

塩:マツダがリコールしましたね。

清:ちょこ乗りオンリーだとDPF再生が働くタイミングがない。リコールの直接的な原因ではないらしいけど、マツダのディーラーでは数回に一度は30分以上の走行を勧めているようだね。ちょこ乗り用なら絶対ガソリン車がいい! ヒーターからもすぐあったかい風が出てくるし。

塩:ディーゼルは元来、ヨーロッパみたいな長い距離を走るのに合ったエンジンですから。

清水氏の愛車「ランチア・デルタ1.6マルチジェット」。
清水氏の愛車「ランチア・デルタ1.6マルチジェット」。拡大
「ランチア・デルタ1.6マルチジェット」のエンジンルーム。最高出力は120ps、最大トルクは304Nm。
「ランチア・デルタ1.6マルチジェット」のエンジンルーム。最高出力は120ps、最大トルクは304Nm。拡大
清水氏の「デルタ」に乗り込む塩見氏。アロマの香りにうっとり!?
清水氏の「デルタ」に乗り込む塩見氏。アロマの香りにうっとり!?拡大
高級感あふれる「デルタ」の後席に、体を預ける塩見氏。ぜいたくなしつらえが気に入った様子。
高級感あふれる「デルタ」の後席に、体を預ける塩見氏。ぜいたくなしつらえが気に入った様子。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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