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1/27BMWの最上級サルーン「7シリーズ」のフロントマスク。
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2/271998年から2012年まで生産された「プジョー206」。日本でも大ヒットし、輸入車マーケットでプジョーが地位を築くのに一役買った。
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3/27“メガーヌ2”こと2代目「ルノー・メガーヌ」。(2002-2008年)
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4/27クーペとミニバンが融合した「アヴァンタイム」(2001-2003年)。2000年代のルノーは、とにかくトガってた!
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5/27これもまた強烈だった、初代「フィアット・ムルティプラ」(1998-2010年)。
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6/27デザインがノリノリだったころのアルファ・ロメオ。左上が「GTV」(1993-2006年)、左下が2代目「スパイダー」(1994-2006年)、右上が「156」(1997-2007年)、右下が「166」(1999-2007年)。
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7/27上が先代「BMW 3シリーズ」(2012-2019年)、下が現行型「アルファ・ロメオ・ジュリア」(2016年-)。
ほった「これは似てますよね」
清水「言い逃れできないよね」 -
8/27フィアットの電動パーソナルモビリティーである、新型「トッポリーノ」。
ほった「いやー、スバラシイ!」
清水「こないだは『自動車のポケモン化はけしからん!』とか言ってたくせに」 -
9/27個性の強さに洗練度、革新性、提案性と、どれをとっても高いレベルにあるランドローバー系のブランドのデザイン。写真は、上が「レンジローバー」、下が「レンジローバー・ヴェラール」。
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10/27スタイリッシュなデザインで世界を驚かせた、初代「ランドローバー・レンジローバー イヴォーク」(2011-2019年)。ラインナップもユニークで、3ドア、5ドアに加え、コンバーチブルも用意された。
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11/27EVのコンパクトSUV「ボルボEX30」。同車および今日のボルボデザインの見どころについては、当連載の過去記事で詳しく触れているので、興味がある人は本文内のリンクをポチってほしい。
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12/27アウディの最新EV「A6スポーツバックe-tron」。フロントまわりは今日のアウディに共通のコテコテデザインだが、ドアパネルの意匠は非常にシンプル。下部のグラフィックで個性をつけている。
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13/27保守的な面づくりはBMWも共通だ。側面を走るキャラクターラインはクルマの軸と平行。フェンダーにかかる箇所の変化を除くと、ピークの位置も前から後ろまで変わらず、リフレクション(陰影)もほぼ平行で終始する。
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14/27サイドビューに動きがあるクルマといえば、やっぱりマツダだ。写真はコンパクトSUVの「CX-30」。ドアパネルのピークは、カウルからリアフェンダーのトップにかけて、緩やかに下降。リフレクションも大胆の極みである。
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15/27「マツダ3」(上)と「フォルクスワーゲン・ゴルフ」(下)。
ほった「これはまた、非常にわかりやすい対比ですな」
渕野「保守的なボディーのデザインについては、ドイツメーカーは『クルマってのはこういうもんだ!』という意識が強いんだと思います」 -
16/27挑戦的なデザインの「プジョー408」。サイドビューではシャープなキャラクターラインが目を引くが、リアタイヤへ向けて緩やかに下降していくリフレクションも、大きな特徴となっている。(写真:花村英典)
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17/27よく見ると、ドアパネルの下部にも一段ピークがあり、こちらも動きがついている。(写真:田村 弥)
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18/272014年に登場した初代「レクサスNX」。
渕野「自分はこのクルマを見て、『ドア断面でいろいろ遊んでいいんだ!』って気づきました。『クルマの軸を表現するには、強いドア断面が必要』っていう固定観念が、なくなりましたね」 -
19/27意外なところでは、「スバル・クロストレック」もドア面に動きをつけてリフレクションを変化させている。
渕野「恐らくだけど、スバル車では初めての試みだと思いますよ」 -
20/27新型「BMW X3」のデザインスケッチ(上)と実車(下)。最近では、BMWもリフレクションに動きをつけることを意識するようになったようだが……実車はご覧のとおり。プロポーションとの関係性があいまいで、「マツダCX-30」などと比べると、「そこだけイジりました」といった感じで、説得力が弱い。
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21/272022年7月の日本導入発表会より、今をときめく中国BYDの3車種。オラオラ顔のクルマが出るたびに、カーマニアは「これは中国向けのデザインだ!」と主張するが、それはホントに本当だろうか?
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22/272025年春の日本導入が発表された、BYDの上級SUV「シーライオン7」。デザインが好評な「シール」の意匠を強く受け継いでいる。
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23/27こちらはBMWの電動SUV「iX」。
渕野「最近の欧州車というか欧州メーカーって、なんだかテンパって感じるんですよね」
堀田「それ、すごくいい表現ですね。確かになんか、焦ってデザインしているみたいに感じます」 -
24/27長年にわたりマツダのデザイン開発を主導し、今日の「魂動」デザインを完成させた前田育男氏。氏の例に限らず、今日の日本メーカーでは、多くのリーダーは社内で鍛えられた生え抜きが担っている。(写真:鈴木ケンイチ)
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25/272017年に登場した「レンジローバー・ヴェラール」。
ほった「天下のレンジさまが、まさかのチョップドルーフですよ。数量限定の5リッターV8スーパーチャージドモデルとか、最高にロックでした」
清水「ほった君。これはデザインの連載だよ?」 -
26/27清水「ぶっ倒れるほどスゴかったといえば、『トヨタ・アルファード』のデザインもスゴくない!?」
ほった「回答は控えさせていただきます」 -
27/27軽トールワゴンの「ホンダN-BOX」。実用車ならではの厳しい制約があるなかで、いろいろやりくりして、ブランドごとのオリジナリティーまで表現している日本のカーデザインは、なんだかんだ言って実はスゴいのではないだろうか?(写真:向後一宏)

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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