渕野 健太郎 の記事一覧(100件)

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。
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2025.6.18 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第73回:トヨタRAV4(前編) ―世界を変えた“なんちゃってSUV”の偉業をたどる―
トヨタが誇るグローバルモデル「RAV4」が、いよいよモデルチェンジ! 自動車のトレンドを変えたクロスオーバーSUVのパイオニアは、どのような変遷を経て新型に至ったのか。カーデザインの専門家とともに、偉大なる“なんちゃって系”の歴史を振り返る。
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2025.6.5 デイリーコラム 渕野 健太郎
新型「トヨタRAV4」をカーデザインの識者はどう見たか? トヨタが誇る世界戦略車の〇と×
いよいよ登場した6代目「トヨタRAV4」。世界中で活躍する主力SUVの新型は、デザイン的にどのような特徴を持っているのか? 力強い造形のいっぽうで感じた、昨今のトヨタデザインに抱く疑問とは? カーデザインの識者が、実車に感じた印象を語る。
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2025.6.4 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第72回:「オートモビル カウンシル」回顧録(後編) ―マツダ史上最高傑作が喚起する「魂動デザイン」への期待と不安―
ヘリテージカーの祭典においてさえ、ひときわ輝いて見えたマツダのコンセプトカー群。「オートモビル カウンシル」に出展された2台の快作に、カーデザインの識者はなにを思ったのか? 「魂動デザイン」の未来に寄せる、期待と不安を語り合う。
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2025.5.28 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第71回:「オートモビル カウンシル」回顧録(前編) ―ジウジアーロが変えた自動車デザインの変遷をたどる―
時代は違えど、デザイナーの悩みはいつも同じ!? ヘリテージカーの祭典「オートモビル カウンシル」に登場し、会場を大いに沸かせたデザイン界の巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロ。彼の講演と展示車両から、カーデザインの変化の歴史をたどる。
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2025.5.22 デイリーコラム 渕野 健太郎
このデザインはアリやナシや? 「ジャガー・タイプ00」をカーデザインの識者が語る
いよいよ日本でも公開された「ジャガー・タイプ00」。過去のジャガーとはかけ離れた造形で、賛否両論を招いている同車だが、JLRはこの奇抜なショーカーで、私たちになにを見せようとしたのか? カーデザインの識者が、ジャガーの未来を示す一台を精査する。
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2025.5.21 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第70回:トヨタ・クラウン エステート(後編) ―影が薄いのは計算済み? 4車種展開にみるトヨタのスゴ味―
「エステート」の登場でついにラインナップが完成した「トヨタ・クラウン」シリーズ。しかし、こんなにたくさん車種があって本当に大丈夫? そもそもエステートって、なんか印象が薄くないか!? 話題の新車にみるトヨタの狙いを、カーデザインの識者と考える。
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2025.5.14 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第69回:トヨタ・クラウン エステート(前編) ―ついに出そろった新生「クラウン」4兄弟を総括する―
トヨタが満を持して世に問うた、新生「クラウン」シリーズ。その大トリを飾る「エステート」が、いよいよデビューした。スゴいことをしている割に淡泊なその造形は、アリや? ナシや? カーデザインの識者とともに、ついに出そろったクラウン4兄弟を語り尽くす。
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2025.5.7 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第68回:スバル・フォレスター(後編) ―これはSUVにあらず! 機能重視の伝統が生んだ独創のデザイン感覚―
これはもはやSUVではない!? 現在、話題沸騰中の新型「スバル・フォレスター」の造形を、カーデザインの識者と考察。機能重視の伝統が生んだスバル特有のデザインバランスとは? 国内外にファンを持つ、“スバルで一番スバルらしいクルマ”を掘り下げる!
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2025.4.30 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第67回:スバル・フォレスター(前編) ―機能を尊ぶ良識派SUVの美徳と呪縛―
いよいよ日本に導入された新型「スバル・フォレスター」。いささか高級車になってしまったこの6代目だが、代々受け継がれてきたスバルらしさは健在か? 六連星の基幹車種の造形的特徴と、ささやかな“違和感”の正体を、カーデザインの識者とともに読み解く。
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2025.4.23 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第66回:ここがヘンだよ! 日本カー・オブ・ザ・イヤー(後編) ―webCG捨て身の諫言! 権威ある自動車賞に物申す―
権威ある自動車賞が、カーデザインをないがしろにしている? グッドデザインを表彰するはずの日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)の部門賞に、識者が疑問を感じた理由とは? デザインを腫れ物扱いするニッポンの自動車評論に、webCGが物申す!
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2025.4.16 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第65回:ここがヘンだよ! 日本カー・オブ・ザ・イヤー(前編) ―その投票、真剣に選んでますか?―
1980年から続く「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。最近はデザインに関する部門賞もあるが、識者からすると、どうにもそれが釈然としないという。権威ある自動車賞でのデザインの扱いは、本当にこれでいいのか? 真にいいデザインとは何か? 真剣に考えてみた。
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2025.4.9 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第64回:新型「1シリーズ」と「X3」(後編) ―“駆けぬける庭石”が示すBMWデザインの新境地―
既存の車種とはまったく異なる、デカい庭石のようなデザインで登場した新型「BMW X3」。未来的なインテリアも昨今のトレンドを完全に無視したものだが、このぶっ飛びデザインはアリなのか? ナシなのか? 新しいBMWデザインの試金石を、識者とともに検証する。
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2025.4.2 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第63回:新型「1シリーズ」と「X3」(前編) ―オラオラ系はもう卒業!? 静かに進むBMWのデザイン改革―
BMWの量販車種「1シリーズ」と「X3」がフルモデルチェンジ。その新型をよくよく見ると、既存の車種とはずいぶん違うイメージになっているではないか! 極悪オラオラ路線で物議をかもすBMWが、次に目指すカーデザインの境地とは? 識者とともに考えた。
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2025.3.26 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第62回:いい加減、ワタシたちはBYDやヒョンデと向き合うべきじゃないのか!?(後編)
世界市場で勢いに乗っている中国・韓国の自動車メーカー。すでに日本勢の脅威となって久しい彼らだが、デザインの面でも日本・欧州をしのいでいるのか? 間もなく日本に導入される新型車も例にとりながら、BYDやヒョンデのデザインを識者とともに考えた。
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2025.3.19 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第61回:いい加減、ワタシたちはBYDやヒョンデと向き合うべきじゃないのか!?(前編)
飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続ける中国車に、すでに世界市場で確固とした地位を築いている韓国車。彼らのカーデザインは欧米や日本を超えたのか? 日本のカーマニアの間ではなぜかイマイチ受けが悪い、BYDやヒョンデのデザインを識者とともに考えた。
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2025.3.5 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第60回:新世代ランボルギーニの憂鬱(後編) ―今の時代、ワルで危険なスーパーカーは流行らない!?―
既存のモデルから微妙に路線変更した、ランボルギーニのニューモデル「レヴエルト」と「テメラリオ」。ワルで危険な匂いがするイタリアのスーパーカーは、この先どこへ向かうのか? 最新モデルやコンセプトカーを観察し、カーデザインの有識者とともに考えた。
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2025.2.26 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第59回:新世代ランボルギーニの憂鬱(前編) ―アナタは「テメラリオ」の形を覚えてますか?―
V12の「レヴエルト」に続いて“ベビーランボ”の「テメラリオ」が登場し、新時代のデザインが見えてきたランボルギーニ。しかしアナタは、ニュースで見たレヴエルトやテメラリオの形を、覚えてますか? 変革の時を迎えた猛牛のカーデザインを、識者と考える。
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2025.2.19 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第58回:スバル・レガシィ アウトバック(後編) ―ニッチなクロスオーバーが30年続いた理由と、いま終売を迎える理由―
デビュー30周年という節目の年に、日本から姿を消そうとしている「スバル・レガシィ アウトバック」。ニッチなコンセプトのクロスオーバーは、なぜ息の長いモデルとなれたのか。そしてなぜ、終売を迎えようとしているのか。カーデザインの識者と考えた。
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2025.2.12 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第57回:スバル・レガシィ アウトバック(前編) ―去りゆく希代のマルチプレイヤーと、深刻な(?)後継“車”問題―
オンもオフもいけるマルチプレイヤーであり、日本におけるスバルの最上級車種でもあった「レガシィ アウトバック」が、ついに販売終了に! その後に待ち受ける、スバルの後継“車”問題とは? カーデザインの識者とともに、孤高の一台に弔歌を捧(ささ)ぐ。
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2025.2.5 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第56回:スズキ・ジムニー ノマド(後編) ―今日のジムニー人気をもたらした、カーデザインの“力”―
荒野を駆ける小さな巨人「スズキ・ジムニー」に、待望の5ドア・ロング「ノマド」が登場! これで車形は3つとなったわけだが、そもそもなぜ、ジムニーは今これほどに支持されているのか? 人気を支える「デザインの力」と「嗜好の変化」を、識者と読み解いた。
