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1/23今日におけるランボルギーニのフラッグシップモデル「レヴエルト」。
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2/23「レヴエルト」の発表会の様子。かのランボルギーニの旗艦車種が世代交代! ……だというのに、かつてのような熱気を感じないのはワタシ(=webCGほった)だけ?
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3/23日本での発表会より、シザースドアをご開帳する「レヴエルト」。
清水「いやホント、最近のスーパーカーは名前を覚えられないよ」
ほった「……まぁ、その点については先代の『アヴェンタドール』も最初は一緒でしたけど」 -
4/23同じミドシップ・ランボルギーニの「テメラリオ」(上)と「レヴエルト」(下)だが、ご覧のとおり、そのデザインテイストはかなり異なっている。
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5/23ほった「渕野さんの言う『フロントの左右とサイドの開口部の反復』というのは?」
渕野「『レヴエルト』(上)も『テメラリオ』(下)も、フロントのデイタイムランニングランプの縁の部分と、サイドのエアインテークの部分で、同じ“く”の字のモチーフを反復して使っているでしょう? 向きは両車で逆だけど」
清水「あら、ホントだ」 -
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6/23かたくなに伝統の形とディテールを守り続ける「ポルシェ911」。写真は2023年登場の「911 S/T」(写真向かって右)と、1964年の「911 2.0クーペ」(同左)。
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7/231974年登場の「ランボルギーニ・カウンタック」(写真向かって左)と、2023年デビューの「レヴエルト」(同右)。
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8/23「カウンタック」(上)と「レヴエルト」(下)のサイドビュー。
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9/23かつての清水氏が「半分だけ所有していた」という「カウンタック25thアニバーサリー」。(写真:池之平昌信)
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10/23ほった「日本だと、ランボってこういうイメージありますもんね」
清水「ハリウッド映画とかでの扱いを見ると、海外でもそんな感じだよ」 -
11/23今となっては懐かしい「アヴェンタドール」(2011-2022)。
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12/23「アヴェンタドール」の後継モデルである「レヴエルト」。サイドシルが“内巻き”になっている従来モデルに対して、レヴエルトではドアパネルの裾が大きく外へ広がっているうえ、さらに下端には黒い空力パーツが装着されている。
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13/23渕野「『アヴェンタドール』も、この三角形の顔だけは理解できないんですけど」
清水「いいじゃないですか! ブスーって突き刺さってきそうで」 -
14/23シャシーナンバー0001番の貴重な「カウンタックLP400」。
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15/23カナダの富豪、ウォルター・ウルフがつくらせた、オーバーフェンダー&リアウイング付きのスペシャルモデル、通称“ウルフカウンタック”。アナタは普通の「LP400」と、どっちがお好き?
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16/23ランボルギーニの最新モデルである「テメラリオ」。かつてのランボに見られた“おどろおどろしさ”を排したデザインは、なにを意図したものなのか?
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17/23大きくラウンドしたショルダーと、フェンダーアーチやエアインテークの上端、リアスポイラーまわりやショルダーの上部を走るプレスラインの対比に注目。ボディーパネルをつまんで立てたような意匠で、ボディーにアクセントをつけるのは、いわゆる“普通のクルマ”でよく見られる手法だ。
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18/23渕野「個人的には悪くないデザインだなと思うんですけど、実際にスーパーカーを買おうという人がどう思うか……」
ほった「ひとまとめに『スーパーカーを買う人』っていっても、『テメラリオ』と『レヴエルト』でも顧客層は違うでしょうしねぇ。なんとも、語るのが難しい」 -
19/23「レヴエルト」の日本発表会より。
清水「少なくとも、日本でランボを買おうって層に、“もうちょっと理性的な客層”なんてものはないと思うな!」
ほった「ドアは上に開いてなんぼ、世界でも異常にV12ランボの販売比率が高い国ですもんね」 -
20/23ランボルギーニ・ランザドール
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21/23「ランザドール」はBEVのコンセプトモデル。SUVとクーペのスタイルを融合した、2+2のシートレイアウトを持つグランドツアラーだ。前傾した六角形のフェンダーモールなどに、「カウンタック」のモチーフが見られる。
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22/23渕野「『ランザドール』のディテールも、ランボルギーニとしてはクラシック路線なのでしょうが、『テメラリオ』とはかなり違いますね」
ほった「テメラリオは、ランボルギーニとしてというより、ミドシップスポーツカーとしてクラシックって感じですもんね」 -
23/23ほった「……まぁ、いうても『テメラリオ』も、外光で見る後ろ姿はけっこうエグいんですけどね」
清水「あらホントだ」
ちなみに文中の『蘇る金狼』とは1979年公開の映画。松田優作演じる主人公が赤い「ランボルギーニ・カウンタック」に乗って高笑いするシーンが印象的だった。

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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