大矢 アキオ の記事一覧(1088件)

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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2022.5.19 エッセイ 大矢 アキオ
第757回:春の祭典始まる! ピニンファリーナの最新コンセプトカーを眺める
イタリアのピニンファリーナが最新のコンセプトカー「NAMX(ナミックス)」を公開した。水素を燃料とする燃料電池車であり、着脱可能な水素カートリッジを備えているのが最大の特徴だ。車両の特徴と市販化に向けた課題を大矢アキオが解説する。
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2022.5.12 エッセイ 大矢 アキオ
第756回:【Movie】捨て身の“クラッシュテスト”も敢行! これがイタルデザインのアルミ容器だ
イタリアのイタルデザインといえば自動車をイメージされるだろうが、自動車以外のプロダクトデザインも活発だ。大矢アキオが注目したのは、同社が手がけたアルミ容器「ウルトラフォルツァ」。クオリティーテストの様子を動画でお届けする。
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2022.5.5 エッセイ 大矢 アキオ
第755回:どんなブランドだって最初は無名 欧州上陸直後のダットサン車を売り歩いた人々
日産が2022年4月に廃止した新生ダットサンブランドだが、今から50年以上前の欧州市場進出時には、日産ではなくダットサンブランドが主体だった。販売の最前線にいた人々から、大矢アキオが当時のエピソードを聞き出した。
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2022.4.28 エッセイ 大矢 アキオ
第754回:屋根が浮いて見えるクルマが増殖中 トレンドセッターはあの世界的ヒット商品!?
近年の自動車デザインのトレンドのひとつに「フローティングルーフ」がある。ピラーをブラックアウトさせる手法だが、このピラーの扱いについては自動車の草創期からデザイナーが頭を悩ませてきたものだ。流行の移り変わりを大矢アキオが検証する。
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2022.4.21 エッセイ 大矢 アキオ
第753回:クルマは幸運? イタリアらしさを前面に出さないイタリアンブランドの秘密
イタリアンブランドといえば憧れの対象として語られることが多いが、あえてイタリア発であることを前面に出さないブランドがある。自動車業界では少ないのだが、それはある業種で特に顕著であり、明確な理由も存在している。大矢アキオが解説する。
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2022.4.14 エッセイ 大矢 アキオ
第752回:【Movie】息子はファンジオ&ヌヴォラーリ イタリアのある板金工場の物語
かつて大矢アキオが親しんだ自動車整備工場には伝説のドライバーにちなんだマヌエルとタツィオという2人の子供がいた。そしてどうやらその工場は代替わりして、息子たちが継いでいることが分かった。彼らの工場にまつわるストーリーをムービーでお送りしよう。
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2022.4.7 エッセイ 大矢 アキオ
第751回:フィアットの商用車がもたらした「金運上昇」 あるイタリア人木工職人の場合
「ドブロ」「デュカト」「フィオリーナ」など、フィアットの商用車には欧州の通貨に由来する名前がつけられている。もちろん金運上昇の願いを込めてのものだ。大矢アキオの知人で、実際にその効果があったという人物にまつわるエピソードを紹介する。
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2022.3.31 エッセイ 大矢 アキオ
第750回:いいものだけを世界から? アキオ社長の妄想自動車会社
多くの子どもと同様に、幼き頃の大矢アキオもまた空想や妄想の世界を楽しんでいた。その内容は自動車メーカー。人とちょっと違うのはそれが妙に具体的で、なんと実際のカタログまで作成していたのだった。「アキオ自動車」の全容を紹介する。
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2022.3.24 エッセイ 大矢 アキオ
第749回:新興ブランドはオンラインが主体に? 自動車販売の未来を考える
大矢アキオの知人に「テスラ・モデル3」のオーナーがいる。近くにディーラーがなかったためにオンラインでの購入だったのだが、納車からの2年間でサービスなどに不都合はなかったのだろうか。リアルな声をお伝えする。
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2022.3.17 エッセイ 大矢 アキオ
第748回:自動車ユーザー受難のイタリア 「代用品」で乗り切ろう!?
したたかな人が多いイタリアでは、自動車の軽微な故障であれば、ディーラーに頼ることなく、「その手があったか!」という代用品で用を済ませるケースをよく目にする。こうした“手口”とは一線を画してきた大矢アキオだったが、ついに手を出す日がやってきた。
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2022.3.10 エッセイ 大矢 アキオ
第747回:所有か共有か? 古代ローマ以来の問題に挑む中国のLYNK & CO
大矢アキオの住むイタリア・シエナの街に止まっていた見慣れぬSUVは、中国の新興ブランドLYNK & COの「01」だった。いつの間に欧州へ……。それはともかく、「所有から共有へ」と自動車の保有形態の革命を目指す、彼らのチャレンジの内容を紹介する。
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2022.3.3 エッセイ 大矢 アキオ
第746回:フィアット旧本社をIT企業が取得 歴史的建造物にみるイタリア的価値観
イタリア・トリノにあるフィアットの旧本社が、IT系企業のリプライに売却された。建造から約100年を経た歴史的建造物だが、イタリアではこうした例は珍しくなく、新興企業ほど古い建造物を欲しがるのだ。建造物に対するかの国ならではの価値観を大矢アキオが語る。
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2022.2.24 エッセイ 大矢 アキオ
第745回:イタリア人なら一生お世話に? 商用車「フィアット・デュカト」の奥深き世界
2022年2月10日に「フィアット・デュカト」の国内導入が発表された。キャンピングカーとしての架装を施しての利用が想定されているが、実は本国イタリアでは人々の生活になくてはならないクルマとなっている。その活躍ぶりを大矢アキオがリポート。
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2022.2.17 エッセイ 大矢 アキオ
第744回:イタリアの社会を支えるウクライナ それをさらに支えるあるクルマ
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって緊張感が高まっているが、実は大矢アキオの住むイタリアはウクライナへの依存度が非常に高い国のひとつだ。そうしたイタリアとウクライナとの関係は、あるクルマの存在によって成り立っている。それは果たして?
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2022.2.10 エッセイ 大矢 アキオ
第743回:ついに日本再進出! ヒュンダイ改めヒョンデは第2の「ギャラクシー」になる予感
韓国のヒョンデ モーターが2009年以来となる日本市場への進出を発表した。当時は極度の販売不振によって撤退したわけだが、あれから12年が経過した現在の評判はどんなものか。欧州市場での現状を大矢アキオがリポートする。
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2022.2.3 エッセイ 大矢 アキオ
第742回:「フィアット500」であっても「500」にあらず!? 同名異車種がもたらす混乱にご用心
フィアットの「500」には2007年デビューの現行モデルに加えて、初代と2代目が存在し、さらにはフィアットが「Cinquecento」と表記するモデルがある。読み方はすべて「チンクエチェント」だ。こうした同名異車種がもたらす混乱について大矢アキオが語る。
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2022.1.27 エッセイ 大矢 アキオ
第741回:クルマを買ったら歩きましょう!? 規制強化が進むイタリア&フランスの自動車広告事情
フランスでは2022年3月から自動車広告に自動車依存を抑制するメッセージを記すことが義務づけられる。ただしこれは性急な試みというわけではなく、隣国のイタリアも合わせて当地の広告はすでに各種規制でがんじがらめだ。最新事情を大矢アキオが報告する。
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2022.1.20 エッセイ 大矢 アキオ
第740回:トラクターも美しいのがイタリア流 ピニンファリーナの最新作を眺める
ピニンファリーナとイタルデザインが農業用トラクターのデザインも手がけているのは意外と知られていない。イタリアンデザインの雄にふさわしく、高級感や優雅さを追求するなど、その作品はやはり一般的なプロダクトとは一線を画している。大矢アキオが最新事情を調査した。
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2022.1.13 エッセイ 大矢 アキオ
第739回:【Movie】名門「フィアット」 VS 謎の「500」 チョコレート対決inイタリア
大矢アキオがイタリアで発見した「フィアット」チョコと「500」チョコ。どちらもフィアット(ステランティス)が直接手がけている製品ではないが、名前の由来を知れば、ありがたみが増すかもしれない。味わいの違いもあわせて大矢アキオが動画でリポート。
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2022.1.6 エッセイ 大矢 アキオ
第738回:祝デビュー40周年! 人々の心に残る「メルセデス・ベンツ190E」の思い出
かつて日本では「小ベンツ」などと呼ばれた「メルセデス・ベンツ190E」(W201)が2022年にデビュー40周年を迎える。優れたクルマを数多く生み出してきたメルセデスのなかでも、今でも特にファンの多い一台だ。時を超えて愛される理由を大矢アキオが考察する。