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1/27お値段2625万円の、電気で走るゲレンデヴァーゲンこと「メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー」。今回は、世界一イキれるSUVを探そうというIQ低めのテーマを、大真面目に議論してみた。
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2/27芸能人も野球選手も大好きな「メルセデス・ベンツGクラス」。NATO軍にも制式採用された、1979年登場の「ゲレンデヴァーゲン」を始祖とする、由緒正しきクロスカントリー車だ。
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3/271979年当時の「ゲレンデヴァーゲン」。こうして見ると、デザインが変わっていない印象の「Gクラス」も、ずいぶんとイメージチェンジしている。
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4/27このジャンルの王道ともいえる「Gクラス」だが、編集部がある東京・恵比寿界隈では、タクシーと同等の出現頻度。正直なところ、もはや特別なクルマというイメージはない……。(写真:荒川正幸)
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5/27先代(上、2015年)と現行(下、2024年)の「Gクラス」の比較。四角張ったスクエアなデザインは共通だが、現行型のほうがやや角が取れ、モダンで乗用車的なイメージとなっている。
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6/272018年のデトロイトショーで発表された現行型「Gクラス」。数え方にもよるが、現行型は3世代目のモデルとなる。
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7/27ややソフィスティケートされたことを除くと、外装はキープコンセプトだった2代目から3代目へのモデルチェンジ。いっぽうインテリアは全面刷新され、武骨だった従来型より大幅に洗練されたものとなった。最新のモデルでは、2024年7月の改良により、さらにモダンなものへと進化している。
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8/27清水氏が大好きだった先代「Gクラス」。1989年から2018年まで、実に30年近く販売されたご長寿モデルだった。
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9/27現行「Gクラス」のハイパフォーマンスバージョンである「メルセデスAMG G63」。今やお値段3000万円の高級車だが、やっぱり都市部だと数が多すぎて、威厳はいまひとつ。カーマニアの間では、むしろ“素”のディーゼル車のほうが「おお!」と注目されたりする。
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10/27シンプルでわかりやすい2ボックススタイルのシルエットと、親しみが持てる丸目2灯のフロントマスク。渕野氏いわく、これが「Gクラス」の普遍的人気の秘訣(ひけつ)とのことだ。
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11/272019年のデビュー以来、日本でも高い人気を保ち続けている、現行型「ランドローバー・ディフェンダー」。
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12/272016年まで販売されていた先代「ディフェンダー」(写真向かって左)と、現行型(同右)の比較。旧型の面影を強く残す「メルセデス・ベンツGクラス」に対し、現行のディフェンダーは「ご先祖のスパイスを効かせた、完全にモダンなSUV」といった趣だ。同じ英国車で例えるなら、「クラシックMiniに対するニューMINI」といった感じ。
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13/27ライバル同様、日本では豪華仕様の個体が街を闊歩(かっぽ)している「ディフェンダー」。しかしカーマニアたるもの、やはりこういう“素”の仕様を愛(め)でたいものである。
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14/27ライバルにはない豊富なバリエーションも「ディフェンダー」の魅力。3ドア・ショートボディーの「90」に、5ドア・標準ボディーの「110」、同ロングボディーの「130」と、3種類もボディータイプが用意されるのは、このセグメントではディフェンダーぐらいだ。(写真:向後一宏)
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15/27イキれるクルマに小技は不要、デカさこそすべて! ということで、webCGほったが推したのが「キャデラック・エスカレード」だ。(写真:荒川正幸)
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16/27ほかのクルマと並んで際立つこのデカさ。ボディーサイズは全長×全幅×全高=5400×2065×1930mmと、「ロールス・ロイス・カリナン」より、さらにひとまわりデカい。写真向かって左隣の3列シートSUV「キャデラックXT6」が、まるで子供のようである……。
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17/27渕野「ボンネットが高い! フロントマスクがもう壁ですね」
ほった「この下には6.2リッターのブイハチが収まっているわけですからね。エンジンの写真を撮るとき、カメラマンさんがいつも難儀していますよ(笑)」 -
18/27清水「でもさ、今の『エスカレード』ってちょっと上品すぎない?」
ほった「と思うじゃないですか。『プラチナム』グレードだと、こんなギラついたフロントグリルが付くんですよ。もはや死角なし」
(写真:向後一宏) -
19/27渕野「それに、意外かもしれませんが、『エスカレード』って造形的に結構ちゃんとしているんですよね。タイヤに対するボディーの収まりとか」
清水「そうなんですか? いずれアメ車のデザインも、この連載で取り上げましょう!」
ほった「……いや、アメ車の記事ってそんな読まれないんで」(涙)
清水「ほった君がそんな弱気でどうするの!?」 -
20/27アメリカが世界に誇るオラオラ系といえば、フルサイズピックアップトラックにとどめを刺すが……。写真はクライスラーの「ラム1500」。会合では皆さん「ダッジ・ラム」と呼んでいたが、実は2009年にダッジから離れ、一個の独立したブランドとなっている。
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21/27清水「でも、アメリカっていったらやっぱり巨大なピックアップトラックじゃない?」
ほった「こちとら本気を出したら勝負にならないから、気を使ってあげてるんですよ。いいんですか? こういうバケモノ(フォード・スーパーデューティーF-350ラリアット)を連れてきても」 -
22/27ドヤれるラグジュアリーSUVの日本代表といえば「レクサスLX」。見よ、このコテコテのフロントグリルを!(写真:花村英典)
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23/27ベース車である「トヨタ・ランドクルーザー“300”」ゆずりの悪路走破性も、海外で「レクサスLX」が支持されているポイント。あまたの逸話に彩られたランクルのブランド力は、すでにジープやディフェンダー、ゲレンデワーゲンにも比肩するものとなっているのだ。(写真:向後一宏)
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24/27ほった「でも『レクサスLX』って、顔以外は案外マトモというか、普通というか……」
清水「いいの! 人もクルマも顔が命なんだから」
(写真:向後一宏) -
25/27これもまた、清水氏が愛してやまない「スズキ・ジムニーシエラ」。
ほった「……ていうか、清水さん、以前は『SUVなんて興味ない!』って言ってませんでしたっけ?」 -
26/27ほった「確かに、『ジムニー/ジムニーシエラ』なら、横にどんなクルマが並んでも負けた気にはならないかも」
清水「コスパは最強かもしれないね」
(写真:荒川正幸) -
27/27クルマのキモは顔だ、デカさだ、いいやコスパだと、皆が好き勝手に放言しまくるこの討論。果たしてまっとうな結論に行き着くのか? 後編も乞うご期待。(写真:向後一宏)

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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