鶴原 吉郎 の記事一覧(103件)

鶴原 吉郎
オートインサイト代表/技術ジャーナリスト・編集者。自動車メーカーへの就職を目指して某私立大学工学部機械学科に入学したものの、尊敬する担当教授の「自動車メーカーなんかやめとけ」の一言であっさり方向を転換し、技術系出版社に入社。30年近く技術専門誌の記者として経験を積んで独立。現在はフリーの技術ジャーナリストとして活動している。クルマのミライに思いをはせつつも、好きなのは「フィアット126」「フィアット・パンダ(初代)」「メッサーシュミットKR200」「BMWイセッタ」「スバル360」「マツダR360クーペ」など、もっぱら古い小さなクルマ。
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2021.9.21 エッセイ 鶴原 吉郎
第16回:バッテリー投資でも“カイゼン”を徹底 電動化戦略にみるトヨタのすごみ
ハイブリッド車を得意とするトヨタ自動車が、2030年へ向けた電動化戦略を発表。車載バッテリーの研究開発や生産設備への投資に対する彼らの姿勢には、ライバルとの明らかな違いがみられた。自らの強みを生かす、トヨタの取り組みを解説する。
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2021.9.14 エッセイ 鶴原 吉郎
第15回:ここにきてソフトウエア戦略を発表したトヨタ自動車の狙い
日本を代表する自動車メーカーのトヨタが、ソフトウエアの開発とコネクテッド化に関する戦略を発表! ……自動車を構成する要素としては、いささかマニアックなこの分野について、彼らがわざわざ発表会を催した理由とは? そして、そこで語られた内容とは?
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2021.9.7 エッセイ 鶴原 吉郎
第14回:“プラットフォーマー”への脱皮を目指すフォルクスワーゲンの苦悩(後編)
いち完成車メーカーから、他社へビジネスやサービスの土台を提供するプラットフォーム企業への転身をもくろむフォルクスワーゲン(VW)。彼らが取り組む大変革とはどういうものなのか? その中身を掘り下げ、VWが夢に見る“未来の姿”を探った。
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2021.8.31 エッセイ 鶴原 吉郎
第13回:“プラットフォーマー”への脱皮を目指すフォルクスワーゲンの苦悩(中編)
2030年までに世界の自動車市場が2.5倍になるという、あまりに楽観的な市場予想をもとに将来戦略を立てたフォルクスワーゲン(VW)。彼らはなぜ、誰が見ても不可解に思うようなプランを示したのか? VWがどうしても株主に納得してほしい「ある数字」とは?
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2021.8.23 エッセイ 鶴原 吉郎
第12回:“プラットフォーマー”への脱皮を目指すフォルクスワーゲンの苦悩(前編)
2030年へ向けての経営戦略を発表した、ドイツのフォルクスワーゲン(以下、VW)。彼らの計画には他のメーカーにはない壮大な野望が含まれており、それがゆえの苦悩も感じられるものとなっていた。単なる完成車メーカーからの脱皮をもくろむ、VWの戦略を解説する。
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2021.8.17 エッセイ 鶴原 吉郎
第11回:堅実だけど見直しは必至!? “大家族”ステランティスの電動化戦略(後編)
マーケットの現状を見据えた堅実な目標と、グループ全体を包括した統一感のある電動化戦略を打ち出したステランティス。よく練られたものに見える彼らの計画だが、よくよく観察するといくつかの疑問が浮かんできた。新たに誕生した巨大自動車グループの悩みとは?
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2021.8.10 エッセイ 鶴原 吉郎
第10回:堅実だけど見直しは必至!? “大家族”ステランティスの電動化戦略(前編)
世紀の大合併によって誕生した世界第4位の巨大自動車グループ、ステランティス。自動車を取り巻く環境が大きく変わろうとしている今、傘下に14ものブランドと部門を抱える彼らは、どのような戦略をもって未来に臨もうとしているのか?
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2021.8.3 エッセイ 鶴原 吉郎
第9回:効率性に疑問アリ? バッテリーやモーターで独自色を出すルノーの電動化戦略
ラインナップのEV(電気自動車)化に前のめりに取り組む欧州の自動車メーカー。彼らの戦略はどれも似通ったものだが、細かく見ていくと各社の特色がうかがえる。なかでも仏ルノーの戦略は、モーターとバッテリーの分野で独自性を示すものだった。
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2021.7.27 エッセイ 鶴原 吉郎
第8回:EV化も自動運転も“力ずく”で進めるボルボの次世代戦略(後編)
自社製品の全量電気自動車化へ向けひた走る、スウェーデンのボルボ。彼らの戦略は、他のメーカーと比べてどのあたりが特殊なのか? この戦略がもたらすブランドの変化とは? これまでの発表をもとに、物量作戦で“賭け”に出たボルボの将来像を探る。
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2021.7.20 エッセイ 鶴原 吉郎
第7回:EV化も自動運転も“力ずく”で進めるボルボの次世代戦略(前編)
製品ラインナップの劇的なEV(電気自動車)化を計画しているボルボ。販売拡大と製品のローエミッション化を同時に推し進める彼らの戦略の全容とは? ボルボが思い描く次世代のプレミアムカーとは? 新たに発表された中期戦略から読み解く。
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2021.7.13 エッセイ 鶴原 吉郎
第6回:ついにEV専用プラットフォームに踏み出すマツダへの期待と不安(後編)
中期技術戦略において、パワートレインの電動化に関してもロードマップを明らかにしたマツダ。彼らの戦略にはどのような特色があり、その背後にはどんな思惑があるのか? 次世代戦略でも独自路線を貫く、マツダの未来を考察する。
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2021.7.6 エッセイ 鶴原 吉郎
第5回:ついにEV専用プラットフォームに踏み出すマツダへの期待と不安(前編)
マツダが2030年に向けた技術・商品方針を発表。目玉は独自のEV専用プラットフォーム「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」だが、同時に公開されたエンジン縦置きプラットフォームにも見るべき点は多い。マツダの発表から、彼らの狙いを考えた。
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2021.6.29 エッセイ 鶴原 吉郎
第4回:“レベル3”よりも“車線変更”に驚いた「Honda SENSING Elite」
ホンダが「レジェンド」に採用した先進運転支援システム「Honda SENSING Elite」には、ドライバーの“よそ見”まで容認する「レベル3」の自動運転機能が搭載されている。世界初となる、公の認可を受けた“自動運転システム”を、技術ジャーナリストが試した。
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2021.6.22 エッセイ 鶴原 吉郎
第3回:ダウンサイジングエンジンの到達点を新型「アウディA3」に見る
ダウンサイジングの極みのような小排気量ターボエンジンに、48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた新型「アウディA3」。その走りから、エンジン搭載車の環境負荷低減に向けた、欧州メーカーの取り組みを探る。
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2021.6.15 エッセイ 鶴原 吉郎
第2回:1000人規模の人材異動も! デンソーの戦略に見る大胆な“ソフトウエアシフト”
複雑化・高度化する自動車の制御を一手に担う統合ECUや、クルマづくりで重要度を増すソフトウエアの開発。これらの分野を強化するため、デンソーの内部では大きな改革が進んでいる。未来の自動車開発を見据えた、巨大サプライヤーの取り組みに迫る。
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2021.6.9 デイリーコラム 鶴原 吉郎
2020年度の“一番安全なクルマ” 「スバル・レヴォーグ」の安全施策に見る傾向と対策
2020年度の自動車アセスメントで大賞に輝いた「スバル・レヴォーグ」。同車には、どのような施策が取り入れられていたのか? 2020年度の“最も安全なクルマ”に見る傾向と対策から、国内外における交通事故の現状と、死亡事故ゼロに向けた同社の取り組みを探る。
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2021.6.8 エッセイ 鶴原 吉郎
第1回:豊田社長の発言とは裏腹? デンソーが描く自動車の電動化戦略
デンソーが2035年の未来へ向けた戦略を発表。電動パワートレインや運転支援システムの事業に注力し、エンジンなど既存技術の分野は、段階的に縮小していく意向を示した。自動車を取り巻く環境が急速に変化するなか、彼らはどのような未来を予想しているのだろうか。
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2021.5.24 デイリーコラム 鶴原 吉郎
“技術の日本”に黄信号!? 「トヨタがZF+モービルアイのADAS採用」の報に嘆息したワケ
日産、ホンダに続いて、トヨタもZFとモービルアイの先進運転支援システム(ADAS)を採用。自動車メーカーの“日本代表”が下した判断の裏にある、サプライヤーの事情とは? 部品メーカーによる勢力争いの情勢を、技術ジャーナリストが解説する。
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2021.4.5 デイリーコラム 鶴原 吉郎
いまやクルマの生命線 半導体不足がもたらした自動車産業の窮状
一部の自動車メーカーを生産停止にまで追い込んだ、昨今の半導体不足。そもそも、今日の自動車において半導体はどれほど重要な存在なのか? 現在の品薄状態を招いた原因とは何なのか? 不測の事態が引き起こした業界の窮状を解説する。
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2021.3.17 デイリーコラム 鶴原 吉郎
最高熱効率50%! 電動化全盛のなかで日産があえてエンジン技術を磨くワケ
日産自動車が、世界最高レベルの熱効率50%を実現できるエンジン技術を開発したと発表した。欧州各国や米カリフォルニア州が相次いで2030~2040年にエンジン車の販売を禁止する規制を打ち出すなか、日産があえてエンジン技術を発表した意味を考えてみる。