カーテク未来招来
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2021.12.28 エッセイ 鶴原 吉郎
第30回:目指せ年間350万台! 前のめりなEV戦略にみるトヨタの狙い(前編)
トヨタ自動車が新たなEV戦略を発表。2030年までに30種類のEVを発売し、その年間販売目標を350万台に引き上げたのだ。短期間のうちに計画を大幅に“上方修正”した格好だが、彼らがここにきて「EVに消極的」という評価の払拭(ふっしょく)に迫られた理由とは?
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2021.12.21 エッセイ 鶴原 吉郎
第29回:控えめにみえて実はアグレッシブ! 日産の電動化計画にみる狙いと勝算
日産自動車が長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表。「2026年度までに欧州で75%以上、日本で55%以上」と自動車電動化の目標は控えめなものだったが、他の数字を読み込んでいくと、実は相当にアグレッシブな戦略となっていた。捲土(けんど)重来をもくろむ日産の真意を探る。
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2021.12.14 エッセイ 鶴原 吉郎
第28回:マツダの先進安全技術「CO-PILOT」を公道で体験 60秒間の“自動運転”に驚く
マツダが先進安全技術「MAZDA CO-PILOT」を公道で体験できるイベントを開催。ドライバーが運転不能となった際、安全な場所までクルマが自動で移動するのが大きな特徴だが、その“自動運転”の完成度には目を見張るものがあった。
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2021.12.7 エッセイ 鶴原 吉郎
第27回:AIと通信技術をフル活用! ホンダの新しい安全技術は完全自動運転への布石か?
ホンダが、AIと通信技術を活用して事故のリスクを予知し、事前に回避する未来の安全技術を発表。事故が起きる前に運転をサポートすることで「交通事故死者ゼロ」を実現するのが狙いだが、その先には“自動運転の実現”という、遠い目標も見え隠れしていた。
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2021.11.30 エッセイ 鶴原 吉郎
第26回:日本にもいよいよEVを導入! “EV専業”を宣言したボルボの覚悟を問う
ボルボがEV専用モデル「C40リチャージ」の日本導入を発表。2030年までに100%EVメーカーになると宣言した彼らの“試金石”は、どのようなクルマに仕上がっているのか? ボルボ・カー・ジャパンの社長が語った、“脱エンジン”への覚悟とともにリポートする。
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2021.11.23 エッセイ 鶴原 吉郎
第25回:大事なのは長く運転を続けられること マツダの「CO-PILOT」が目指す人とクルマの未来
マツダが2022年に導入を始める安全技術「MAZDA CO-PILOT」の概要を発表した。運転中のドライバーに異常が起きた場合、車両を自動で、安全に停止させるというものだ。運転支援技術の高度化を進めるメーカーが多いなかで、あえて“控えめ”な施策を選んだマツダの意図を探る。
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2021.11.16 エッセイ 鶴原 吉郎
第24回:ついに基本スペック公開! 「トヨタbZ4X」の姿をライバルとの比較で浮き彫りにする
トヨタが、2022年に発売予定の新型EV「bZ4X」の概要を公開した。同社初のEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を用いた第1弾モデルは、どのようなクルマになっているのか? 明らかになった情報をもとに、bZ4Xの特徴と、その背後にあるトヨタの狙いを読み解く。
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2021.11.9 エッセイ 鶴原 吉郎
第23回:想像以上の進化を実感 新型「アウトランダー」のPHEVに込められた三菱の本気
発売を2021年12月に控えた新型「三菱アウトランダー」のPHEVモデル。9年ぶりのフルモデルチェンジであるだけでなく、プラットフォームの刷新は実に16年ぶりだ。その進化は、エンジニアリングに精通した技術ジャーナリストの目にどう映ったのだろうか?
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2021.11.2 エッセイ 鶴原 吉郎
第22回:とにもかくにもスピード重視! 中国におけるホンダの電動化戦略を読み解く(後編)
中国とその他のマーケットで、異なるEVプラットフォームを投入するというホンダ。一見すると非効率に思えるこの戦略は、何を意図したものなのか。間もなく登場する新型EVは、どのようなクルマになるのか。スピードを重視するホンダのEV戦略を読み解く。
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2021.10.26 エッセイ 鶴原 吉郎
第21回:とにもかくにもスピード重視! 中国におけるホンダの電動化戦略を読み解く(前編)
ホンダが中国における自動車の電動化戦略を発表。向こう5年間で10車種の電気自動車(EV)を投入するなど、鼻息の荒い計画を公開した。世界最大のマーケットにおけるホンダの前のめりなEV化戦略は吉と出るか? “スピード重視”な彼らの施策を解説する。
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2021.10.19 エッセイ 鶴原 吉郎
第20回:地味だけど超重要! 自動車産業の競争力を左右する「モデルベース開発」って何だ?(後編)
日本の自動車産業界がいま、積極的に普及・展開を推し進める「モデルベース開発(MBD)」。この開発手法が「今後の日本車の競争力を左右する」とまで言われる理由とは? 日本メーカーのお家芸“すり合わせ”を次のステージに高める、MBDの重要性を解説する。
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2021.10.12 エッセイ 鶴原 吉郎
第19回:地味だけど超重要! 自動車産業の競争力を左右する「モデルベース開発」って何だ?(前編)
いま、自動車開発の現場で広く導入が進んでいる「モデルベース開発(MBD)」。私たちにとっては耳慣れない言葉だが、実は日本のモノづくりの未来を左右する、非常に重要な開発手法なのだ。バーチャルとリアルを往復して行われる、最新のクルマづくりを解説する。
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2021.10.5 エッセイ 鶴原 吉郎
第18回:本命はリチウムイオンバッテリーへの応用? トヨタが開発したバイポーラ電池のすごさ
新型「アクア」への採用により、いま大いに注目を集めているトヨタのバイポーラ型ニッケル水素電池。このバッテリーは既存のものとどこが違い、一体なにがすごいのか? 新しい構造のバッテリーに秘められた可能性を探る。
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2021.9.28 エッセイ 鶴原 吉郎
第17回:トヨタが開発競争をリード 全固体電池が秘めた潜在能力とトヨタの巧みな戦略
トヨタが“未来のバッテリー”として期待する全固体電池の開発状況を発表。近い将来、まずはハイブリッド車から導入していくとアナウンスした。その発表に筆者が驚かされた理由とは? 全固体電池に秘められた可能性とともに解説する。
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2021.9.21 エッセイ 鶴原 吉郎
第16回:バッテリー投資でも“カイゼン”を徹底 電動化戦略にみるトヨタのすごみ
ハイブリッド車を得意とするトヨタ自動車が、2030年へ向けた電動化戦略を発表。車載バッテリーの研究開発や生産設備への投資に対する彼らの姿勢には、ライバルとの明らかな違いがみられた。自らの強みを生かす、トヨタの取り組みを解説する。
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2021.9.14 エッセイ 鶴原 吉郎
第15回:ここにきてソフトウエア戦略を発表したトヨタ自動車の狙い
日本を代表する自動車メーカーのトヨタが、ソフトウエアの開発とコネクテッド化に関する戦略を発表! ……自動車を構成する要素としては、いささかマニアックなこの分野について、彼らがわざわざ発表会を催した理由とは? そして、そこで語られた内容とは?
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2021.9.7 エッセイ 鶴原 吉郎
第14回:“プラットフォーマー”への脱皮を目指すフォルクスワーゲンの苦悩(後編)
いち完成車メーカーから、他社へビジネスやサービスの土台を提供するプラットフォーム企業への転身をもくろむフォルクスワーゲン(VW)。彼らが取り組む大変革とはどういうものなのか? その中身を掘り下げ、VWが夢に見る“未来の姿”を探った。
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2021.8.31 エッセイ 鶴原 吉郎
第13回:“プラットフォーマー”への脱皮を目指すフォルクスワーゲンの苦悩(中編)
2030年までに世界の自動車市場が2.5倍になるという、あまりに楽観的な市場予想をもとに将来戦略を立てたフォルクスワーゲン(VW)。彼らはなぜ、誰が見ても不可解に思うようなプランを示したのか? VWがどうしても株主に納得してほしい「ある数字」とは?
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2021.8.23 エッセイ 鶴原 吉郎
第12回:“プラットフォーマー”への脱皮を目指すフォルクスワーゲンの苦悩(前編)
2030年へ向けての経営戦略を発表した、ドイツのフォルクスワーゲン(以下、VW)。彼らの計画には他のメーカーにはない壮大な野望が含まれており、それがゆえの苦悩も感じられるものとなっていた。単なる完成車メーカーからの脱皮をもくろむ、VWの戦略を解説する。
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2021.8.17 エッセイ 鶴原 吉郎
第11回:堅実だけど見直しは必至!? “大家族”ステランティスの電動化戦略(後編)
マーケットの現状を見据えた堅実な目標と、グループ全体を包括した統一感のある電動化戦略を打ち出したステランティス。よく練られたものに見える彼らの計画だが、よくよく観察するといくつかの疑問が浮かんできた。新たに誕生した巨大自動車グループの悩みとは?